阪神・湯浅京己、544日ぶりのマウンド復帰で見せた圧巻のストイックさ

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阪神の湯浅京己、544日ぶりプロ復帰で魅せたストイックなマウンドパフォーマンス

阪神タイガースは2025年4月29日、バンテリンドームで行われた中日ドラゴンズとの対戦に1-4で敗れ、今季初の9連戦を黒星スタートとなった

しかし、試合中に注目を集めたのは湯浅京己投手(25)の復帰だった

彼は国指定の難病「胸椎黄色じん帯骨化症」という困難と闘っていたが、544日ぶりの1軍登板を果たし、見事なピッチングを披露した

湯浅投手の復帰にかけた努力

湯浅投手は、甚至に2023年11月2日に行われた日本シリーズ第5戦以来、久しぶりの1軍マウンドで、1回を1安打無失点に抑えるパフォーマンスを見せた

登板は7回、チームが3点ビハインドの場面での緊迫した状況で、「緊張して何も覚えてない」という光景が印象的だった

しかし、彼は最速150キロのストレートを駆使し、1死二塁のピンチを切り抜けるなど、まさに復帰を果たした剛腕の姿だった

胸椎黄色じん帯骨化症とは?

胸椎黄色じん帯骨化症とは、脊椎の椎骨を構成する黄色じん帯が異常に硬化し、神経を圧迫してしまう病気です

この病気は中高年に多く見られるが、若い選手にも影響を及ぼすことがあります

湯浅投手はこの病気により、適切な投球フォームを確保できず、長い復帰への道のりの中で数々の試練を乗り越えてきた

克服の道のり

彼は昨年3月から体調不良に悩まされ、右足の脱力感を抱えるようになった

医師の診断を受け、夏に入る頃にようやく病名が判明し、手術を経てリハビリを続けた

トレーナーとの出会いや、高周波治療器の導入など様々な手段を試して前進を図り、最終的には4月4日のウエスタン・リーグで手応えを感じ取った

今後への抱負
湯浅投手は、マウンドに立ち続けることで恩返しをする決意を述べ、「やっとここからまた始まる」と言葉を残した

彼の復帰は、チームに大きな力をもたらす存在になるだろう

(遠藤 礼)

湯浅の経過

日付 出来事
24年8月25日 腹部の手術を受け退院

9月16日 キャッチボール再開

10月22日 秋季練習初日

11月20日 契約更改交渉に臨んだ

同30日 ブルペン入り

25年1月10日 リハビリ拠点を移動

2月1日 初日ブルペン投球

2月12日 シート打撃に登板

2月22日 韓国のチームとの練習試合に登板

3月28日 ウエスタン・リーグで連投

4月19日 今季初セーブ

4月24日 1軍登録される

湯浅投手がプロ野球復帰を果たし、542日ぶりの登板を果たしたことは、選手として非常に感慨深いものです。彼の復帰は、個人の努力だけでなく、医療や支援の大切さを物語っています。
キーワード解説

  • 胸椎黄色じん帯骨化症とは?指定難病で、脊椎の黄色じん帯が硬化し神経を圧迫する状態です。

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