オリックスの麦谷祐介、プロ初のサヨナラ打を記録
◆パ・リーグ オリックス3X―2ロッテ(29日・京セラドーム大阪) オリックス・バファローズのルーキー、麦谷祐介外野手(22)が、プロ初のサヨナラ打を放ち、試合を決定付けたこれにより、オリックスは首位を走るチームの連敗をストップし、麦谷は12球団の新人の中で最初にサヨナラ打を記録した
この劇的な瞬間は、彼にとって大学時代ぶりの重要な一打であり、安田慎太郎監督(富士大学)からも成長を期待する声が寄せられた
勝負所での冷静さ
9回1死三塁という緊迫した状況で、麦谷はその場面に臨んだ「前進守備だったので、とにかく打球を前に出すことを考えて、コンパクトに振ることを心掛けた」と彼は振り返り、カウント1-2から横山投手の5球目を捉え、一・二塁間を破るヒットを放った
「『うわ、来たー』という感情が湧き上がった
最高の勝利を体験できたことがうれしかった」と自身初のお立ち台では感慨深げに語った
感謝の意を忘れずに
特別ユニフォームを身にまとった試合で、麦谷は自身の長い道のりを振り返り、中学時代に教えを受けたこと、さらには両親への感謝の意を表した「ここまで育ててくれたのは両親であり、今の僕があるのは家族のおかげだ」と語る彼の言葉には、強い感謝の気持ちが込められていた
チームの士気を高める一撃
4カード連続で勝ち越しができなかったチームにとって、この勝利は大きな意味を持つ岸田監督は「最近のチームの状態が良くなかったので、勢いが得られた」と称賛の言葉を贈った
麦谷は、「プロは厳しい世界だけど、このような日を増やしていきたい」と語り、さらなる活躍を誓った
安田監督の期待
富士大学の安田監督は、以前から麦谷の勝負強さを信じていた大学時代には、特に打撃面での課題に取り組み、彼自身の成長を支え続けた
「彼は本当に良くなっているが、まだまだ伸びしろがある
シーズンを安定して戦えるようになってほしい」と期待を寄せた
オリックスの麦谷祐介選手がプロ初のサヨナラ打を決めた瞬間は、彼のこれまでの努力の賜物であり、家族や指導者への感謝を感じさせるものでした。彼の発言からは、試合に臨む熱意とプロの厳しさに対する理解も伺え、今後のさらなる活躍が期待されます。
キーワード解説
- サヨナラ打とは?試合が同点の状態で最終回に得点を入れ、勝利を決定づけるヒットのこと。
- ルーキーとは?プロに入ったばかりの新入選手のことを指す。
- 安田監督とは?麦谷がかつて通っていた富士大学の野球部を指導する監督の名前で、麦谷の成長を支えた人物。
- 前進守備とは?守備側がバッターの打球が飛ぶ範囲を予測してポジションを前に移動させる守備戦術のこと。

