その起点になったのは6番の細川で、先頭打者として中前安打を放ち、チャンスをつくった
9回には左腕の桐敷から左前安打を打ち、このときも満塁のチャンスを作っていた
細川にとって複数安打は8試合ぶりであり、今季2度目となります
細川は前日29日に、才木のストレートを完璧に捉え、左越えに2号ソロを放っていた
日米通算2450安打を記録した元中日、阪神の外野手で本紙評論家の福留孝介さん(48)は、テレビ解説で細川の状態について「久しぶりにバットの芯に当たったんでしょうね
ただ、まだ本調子ではないと阪神バッテリーは感じているのではないか」と指摘した
特に、この試合では細川の打席に注目した
才木の初球ストレートを捉えたことから、その後の打席では変化球中心の配球で攻略されることが予想されました
実際、先発の左腕・門別は変化球主体の投球で攻め込みました
2回の第1打席では外角チェンジアップに空振り三振
4回の第2打席では変化球を見極めて四球を獲得
6回にはリリーフの岡留のスライダー攻めにも耐え、またも四球を選びました
福留さんは「すべての球種を待って打てれば苦労はしません
細川はスライダーが来ると腹をくくり、割り切って打席に入ったと思います
スライダーがストライクゼーンに入る球を一発で仕留めることが大切です」と、狙い球を絞る打撃の重要性を説きました
甘く内側に抜けるスライダーもあったが、細川はバットを振らずに満塁チャンスを広げる四球を得ました
そして9回には左腕・桐敷からの打者に向かった入ってくるスライダーを、延長11回では右腕ビーズリーの逃げるスライダーを双方ともヒットにすることに成功しました
現在のところ打率は2割に届いていないものの、変化球攻めに対応したこの2安打を新たなスタート地点として活かしたいところです
今回の試合は延長戦に突入し、中日がサヨナラ勝ちを決めたことでファンにとって嬉しい瞬間となりました。細川選手の躍動感あるプレーが試合を盛り上げ、今後の成長が期待されます。細川選手がこの試合を契機に本調子に戻ってくれることを期待したいですね。
ネットの反応
中日ドラゴンズの細川選手に関する最近のコメントでは、彼の調子が徐々に上向いているとの意見が多く寄せられています
具体的には、打率は依然として1割台であるものの、昨日の試合では四回出塁したことが評価されています
また、四球をきちんと選び出塁率が0.337を記録していることから、選手としての存在感が高まっていると感じるファンが多いようです
細川選手のスライダーを打ち返す能力に期待が寄せられ、他のチームメートと連携を図ることや、打順の変更によって彼がより良い結果を出す可能性があると指摘されています
例えば、あるコメントでは、細川選手が5番や6番に位置することで、狙い球を絞る余裕を持っているように感じると述べています
さらに、他の選手たちが打撃好調なことも細川選手のプレーにプラスに働いているのではないかとも言及されています
ドラゴンズの打線は、細川選手が注目されていた時期に比べ、全体的にバランスが取れてきているとの意見もあり、その影響で相手チームのマークが分散することが期待されています
また、野球ファンの中には「数字的にはまだまだだが」と前置きした上で、細川選手が今後さらに成績を伸ばすことに期待をかける声もあります
選手が苦しい時期を乗り越え、自信を持ってプレーできるようになることで、今後の試合展開に良い循環が生まれることを望むコメントが目立ちます
総じて、細川選手への期待と応援の声が強いことが伺え、今後の彼の成長に期待が高まっています
ネットコメントを一部抜粋
まだ1割台ですが、昨日は4出塁で少し状態は上がっているようにみえる。
少しずつ良くなってきた感じ。
ようやくスランプから脱出しつつあるな。
打順が下がり、少し狙い球を絞る余裕が持てるようになってる感じですかね。
出塁率は.337あるのは凄い。
キーワード解説
- サヨナラ勝ちとは?試合が同点の状態で、最後のイニングに、最後の攻撃で勝ち越すことを指します。
- 中犠飛とは?ランナーを次の塁に進めることを目的とし、バッターがアウトになりながら打つフライボールを指します。
- 変化球とは?ストレートのように真っ直ぐ飛ばず、曲がったり沈む球です。その種類にはスライダー、フォークボールなどがあります。

