西武 3ー1 楽天（4月30日・ベルーナドーム）
西武ライオンズは、秋山翔吾選手が退団して以来、空白となっていた「1番・中堅」の位置に新たな選手が現れる可能性を秘めているその選手は、8年目を迎えた25歳の西川愛也外野手だ
西川は今シーズン、リーグ最多の8盗塁を記録し、「切り込み隊長」として打撃でも安定感を見せている（成績は4月30日現在）
4月30日に行われた楽天との試合では、西川が先発出場
「1番・中堅」としてプレーした彼は、初回に楽天の先発投手・藤井聖からツーシームを中前に運び出塁
続く長谷川信哉選手の二塁打に進塁し、渡部聖哉選手の2点二塁打で先制点を記録した
その後も西川は、第2打席で112キロのカーブを捉え中前打を放ち、打撃好調ぶりを印象付けた
7回には、さらに追加点をもたらす右前適時打を放ち、今季3度目の猛打賞を達成
試合後、西川は「少し泳ぎながら打つくらいのイメージで行って、逆に差し込まれたのですが、なんとか押し込めてよかったです」と喜びを語った
しかし、盗塁に関しては悔しい思いをした
これまで成功率100％を誇り、リーグトップの8盗塁を記録していたが、この試合で楽天の捕手・太田光の強肩に阻まれ、初めて刺されてしまった
「悔しかったです」と唇をかむシーンも見られた
3歳下のルーキー渡部聖が大活躍「刺激になっています」
西川は自らの盗塁数の激増について、「盗塁でアウトになると試合の流れが相手に行きやすいですし、何でもかんでも走るのは違うと思います行けると判断した時に行っています」と分析
また、チーム全体の流れを考慮しつつ、慎重に盗塁を試みていることも明かした
今季は開幕から全25試合にスタメン出場し、当初は2番を打っていたが、その後1番に固定
出塁率を向上させつつチームに貢献している
特に注目すべきは、3歳下の新人・渡部聖が打率.435という優れた成績を収めている点で、「刺激になっています」と西川は彼の活躍に期待を寄せた
かつての「ポスト秋山」として多くの若手選手が競争してきたが、定着できた者は少ない
西川は「今年でしっかりつかみ切りたい」と意気込みを語り、チームの今後に大きな可能性を感じさせる
ネットの反応
西武ライオンズの外野手・西川愛也選手についてのコメントが多く寄せられ、彼の存在が「ポスト秋山」として注目されています
ファンからは「秋山の影を追わず、西川自身の良さを楽しんでほしい」という意見があり、選手の個性を尊重する声も多いです
特に、秋山翔吾選手のような不動の1番バッターを求める声には疑問が呈され、「そうはいない選手なので、期待しすぎない方が良い」という意見も見受けられます
また、今年の外野陣は守備の安定性が高く、昨年のように打撃優先で失敗することがないようチームの流れが良くなっているとの意見もあります
さらに、西川選手が過去に経験した苦境を乗り越えた姿を見て、ファンは感動している様子です
今後の活躍を期待しつつも、選手へのプレッシャーを和らげるべきだという声もあります
ポスト秋山の打者として、もしくは一ファンとして本人を応援する気持ちがあふれ、選手の成長を見守る温かい視点が感じられます
全体として、西川選手の存在がチームの活気を生み出していることに多くのファンが賛同し、今後のシーズンへの期待が高まっています
ネットコメントを一部抜粋
ポスト秋山じゃなく、西川のままでいい。
秋山を求めすぎですよ。調子悪くても3割20本打つ選手なんてそうはいない。
過去に西川は６２打席無安打という、地獄を経験している。
西川と秋山ではタイプ違うかな？それでもようやくトップバッターが固定出来そうになってきてるのは大きいんじゃないかな。
西武はFAでの補強をしないうえに、出て行かれるばかりで育成が追い付かないけれど、こうやって辛抱強く見守ってきた選手が育っていくのを見るのはとても楽しい。
キーワード解説
- 猛打賞とは？: 一試合で3安打以上を記録することを指し、特に優れた打撃パフォーマンスを示す。
- 盗塁とは？: 一塁から二塁、または二塁から三塁へ走り、相手の捕手の送球よりも先に進むプレーを指す。
- 出塁率とは？: 打者が出塁した回数を、打席数で割った割合を示し、高いほど選手の好調具合を表す。
