金曜からの日曜にかけて行われたこのシリーズでは、阪神は6連勝の後に訪れた不調に直面している
藤川球児監督(44)は「ペナントレースですから、今はそういう時期に差しかかっている」と冷静に試合を振り返った
試合は同点の5回、阪神が二死一、三塁の場面で、重盗(じゅうとう)を仕掛けられるという展開になった
重盗とは、走者が同時に二つの塁に進む戦略で、相手の守備を混乱させる目的がある
ここで一塁走者の上林誠知外野手(29)がスタートを切ったが、坂本誠志郎捕手(31)が二塁に送球を行うと、上林は途中で逆走
小幡竜平内野手(24)が全力で走り切り、上林をタッチアウトに成功したが、本塁に向かっていた三塁走者の岡林勇希外野手(23)の生還がわずかに早かった
藤川監督は「あの作戦には特に問題はなかった」とし、田中秀太内野守備走塁コーチ(48)も「試合の流れの中での判断で、別にミスがあったわけではない」と話している
小幡のプレイについては「チーム全体としての動きである」と強調した
阪神タイガースの最近の連敗は、チームにとって痛手であり、特に藤川監督の冷静な姿勢が際立つ試合となった。選手たちがどのように状況を改善していくかが今後の課題となる。
ネットの反応
阪神タイガースの藤川監督に関するコメントでは、重盗の守備に対する疑問が多く、特にダブルスチール時の守備についての反省が目立ちました
「問題ない」とする監督の発言に対して、「実際に点を入れられたのだから問題がある」と指摘する声が多く、選手起用や守備の基本を徹底する必要性が論じられています
また、岡田コーチの役割に関する意見や、チームのマネジメントへの評価も分かれています
一方で、長いシーズンでもたまにはこうした時期があると冷静に受け止めるコメントもあり、ファンの間には期待感が残っていることも分かります
特に、選手たちの調子が悪い中でも、来るべき交流戦に向けたプラス思考が感じられ、貯金が残る現状を良しとする声もありました
選手起用が固定化していることに対する懸念が示される一方で、若手選手の起用が悪い流れを打破する起爆剤になることを期待する意見も寄せられました
さらに、試合毎に審判の判定に不満を持つ人も多く、チームに対する信頼感を維持しつつも不安を感じるファンの気持ちが垣間見えました
全体的に、シーズン序盤の厳しい状況に対する不安や改善点を求める反応が多く、ファンは選手と監督に対する期待を寄せています
ネットコメントを一部抜粋
あそこは坂本の判断ミスでしょ、慌てすぎよ。
長いシーズンこんな時期もあります。
重盗頭にあったか。
打線が繋がらないね。
チャンスでことごとく打てんな。
キーワード解説
- 重盗とは?:重盗は、野球における戦略の一つで、2人以上の走者が同時に塁を進むことで、相手守備陣の注意を分散させるプレイです。

