前日の試合が雨天中止となり、スライド登板の形で迎えたこの試合では、コーチが作成した「てるてる坊主」を胸元につけて登場した
バウアー選手は「メジャーリーグだったらおそらく七回で降板していた
完封できてよかった」と笑顔を見せた
試合では、捕手である松尾汐恩選手とのコンビネーションが特に優れていた
二人は細かくコミュニケーションを取り、高低、左右、緩急を活かして巨人打線に挑んだ
バウアー選手はナックルカーブ、スプリット、スライダーなど、多彩な球種を駆使して相手打線を抑え込み、松尾選手はリードだけでなく、3度の盗塁阻止という重要な役割も果たした
試合の八回には自身も犠飛を放ち、チームを鼓舞する場面も見られた
九回、最後の打者である吉川尚輝選手を外角低めの変化球で左飛に打ち取ったバウアー選手は、松尾選手と抱き合い、喜びを分かち合った
バウアー選手は2020年に米メジャーリーグでナ・リーグ最優秀投手賞(サイ・ヤング賞)を受賞した経歴を持つが、女性関係のトラブルが影響し、米国でのプレーは厳しい状況になった
その後、昨シーズンはメキシコリーグでプレーし、今季はDeNAに戻ってきた
開幕当初は調子が振るわなかったが、暖かくなるにつれて球威と制球が向上する中、DeNAはバウアー選手の希望を聞き入れ、日本のプロ野球では珍しい中4日での先発起用に踏み切った
普段は気難しい印象を持たれるバウアー選手だが、松尾選手によれば「おちゃめな一面もある」とのこと
コーチ陣や松尾選手とも密にコミュニケーションを取って、チーム内に溶け込もうとしている
今後、白星が増え続ければ、「サイ・ヤング賞」と「沢村賞」の二つを手にする史上初の投手になるという夢も実現に近づくことだろう
DeNAのバウアー選手が初めて日本で完封を達成した試合は、特に彼の成長を示すものです。以前のトラブルから復帰し、今ではチームに溶け込み、若い捕手とともに良いプレーを見せています。今後の成長が期待される選手です。
ネットの反応
DeNAの投手バウアーが初の完封を果たし、その偉業に対するコメントが多く寄せられています
ファンの中には、彼が今後の登板で中4日で15勝を上げることを期待する声もあります
また、バウアーのピッチングスタイルにはナックルなどの球種もあり、頼もしいという意見も目立ちます
特に、近年完投数が減少している中での完封は、選考委員にとって大きなインパクトがあるとの意見もあり、沢村賞の選考基準に対する議論も展開されています
一方で、バウアーがサイ・ヤング賞と沢村賞の同時受賞を期待する声がある一方で、彼に対して「NPBを舐めている」との懸念を示すコメントもあります
これらの意見からは、バウアーに代表されるような大物選手が日本の野球界でどのように評価されるか、ということに対してファンたちがそれぞれの立場で考えを巡らせている様子が伺えます
バウアーに対する年俸の高低についても議論があり、9億円は高いという声もあれば、所属している間に若手選手にとっても学びの機会となるべきだという意見も見受けられます
このように、バウアーを巡るコメントは多様であり、彼が今後どのように活躍するかに大きな期待が寄せられています
ネットコメントを一部抜粋
中4日で15勝してくれると助かる。
近年の野球は完投数がめっきり減ってるから、この完封は選考委員に対するインパクトも絶大だろう。
史上初のサイ・ヤング賞、沢村賞のダブル受賞投手を期待しています!
バウアーは完投完封だけでもチームに貢献するのに中4日登板を志願してくれる。ホントに素晴らしい投手です。
完投してくれる投手はチームにとって貴重な存在です。
キーワード解説
- 完封とは?投手が試合中に相手チームに1点も与えず試合を終えることを指します。
- ナックルカーブとは?ボールに無回転の回転をかけて投げる変化球で、打者にとって読みづらい球種の一つです。
- スプリットとは?投球するときに指をボールの下に入れて放つ球種で、急速に落ちることが特徴です。
- サイ・ヤング賞とは?メジャーリーグベースボールにおいて、最も優れた投手に贈られる賞です。
- 沢村賞とは?日本のプロ野球で最も優れた投手に贈られる賞で、両リーグから選出されます。

