床田寛樹、完封勝利でチームを救う
2025年5月3日、プロ野球セ・リーグの試合で、広島東洋カープの床田寛樹投手(30)が中日ドラゴンズ戦に先発し、相手打線を散発3安打に封じ込めて今季2度目の完封勝利を挙げ、今季の勝利数を3に伸ばしましたこの完封劇は、奪三振なしでの達成となり、1982年の山根和夫以来、広島球団では43年ぶりの偉業です
試合の流れと床田のピッチング
この日は、セットアッパーのハーンが急性胃腸炎により欠場する中、床田が左のエースとして2試合連続の完投を果たしました広島は連敗を7で止め、試合時間はわずか2時間という短時間で終了し、観客たちを驚かせました
床田は「全体的に良かった
今日はすごく良かったと思う」と振り返ります
多彩な球種と打たせて取る投球
床田は、直球とツーシームを基盤に、スライダー、カットボール、カーブ、パームボールと多様な球種を使い、相手打線に凡打を重ねさせました5回までに被安打は僅か1本
7回にはセーフティーバントを許したものの、その後は無安打に抑え続けました
完封劇の特異性と記録
奪三振なしでの完封は非常に珍しい記録であり、NPB(日本プロ野球)では82度目の達成ということで、ヒットを一度も打たれない「ノーヒットノーラン」と同等の難しさがあります床田は「三振を取りに行く方が崩れると思っていた」と話し、打者を抑える戦略を評価させました
新たなチーム方針と選手の効果
広島では今季、無駄な時間を削減し効率を重視したチーム方針を採用しています床田も「登板の時間に合わせて来ていいとなったので、いつもより寝られている」と述べ、改善された環境がパフォーマンスに良い影響を与えているとのことです
新井監督の評価
新井監督は「今日は本当に床田サマサマです」と讃え、床田の快投がチームにとって重要な勝利につながったことを強調しました床田の頑張りが連敗を断ち切るきっかけとなったことは、多くのファンにとっても喜ばしいニュースです
広島の床田選手がさらなる進化を見せ、連敗中のチームを救った完封劇はとても印象的です。特に奪三振なしでの完封は稀であり、その投球術の巧妙さに驚かされます。また、チーム全体が効率を重視する方針を取る中で、選手一人ひとりのパフォーマンス向上が見られる結果に繋がっています。床田選手の活躍は今後も楽しみです。
キーワード解説
- 完封とは?試合において、自チームの投手が相手チームに一度も得点を許さずに試合を終えることを指します。
- 奪三振とは?投手がバッターを三振で仕留めることを指し、打者がボールをスウィングしない状態で3つのストライクを取った場合に記録されます。
- 時短試合とは?通常よりも試合が早く終わることを指し、試合運営の効率が上がっていることを示しています。

