ヤクルト・高梨裕稔、雨中での粘りの投球で待望の初勝利

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(セ・リーグ、ヤクルト5-2巨人、7回戦、巨人5勝2敗、9日、神宮)雨の中、ヤクルト・高梨裕稔投手(33)が素晴らしいパフォーマンスを披露し、7回を116球で投げ切り、7安打2失点(自責点1)で今季初勝利を飾った

観客席に詰めかけたスワローズファンの歓声に手を挙げて応える高梨選手は、「早く一つ勝ちたいと思っていたので、チームも勝ち、自分にも勝ちがついて、本当に良かった

点を取ってくれた野手に感謝したい」とコメントした

試合開始後に雨が降り始めたが、「気にしないようにしていた」と冷静な心構えを貫いた

三回には味方の失策で先制点を献上し、四回には増田陸選手にソロ本塁打を浴びたが、先制を許した試合での成績は今季3勝14敗1分けと厳しい数字

本来、先制点を許すことはチームにとって致命的だが、「何とか粘って投げることができた」と、12年目のベテランが力を見せることで勝利に貢献した

高梨選手の力強い後ろには、家族の支えがある

2022年に結婚した愛妻は、高梨選手が好きだった揚げ物を極力減らし、栄養バランスの取れた食事に切り替えるなど、彼をサポートしている

「本当に助かるし、今いい状態で投げられているのはサポートのおかげ」と感謝の言葉が続く

また、2歳の長男とは家で「野球ごっこ」を楽しむことが彼の喜びの一つであり、「『パパは投げる人だ』と言って、子どもも少しずつ理解している

妻には結果で恩返ししたいし、子どもにはいいところを見せたい」と話した

さらに、4月末には第2子も誕生したことで、家族の大黒柱としての責任感が増した高梨選手

高津監督は「よくここまで投げ切った

見ていて安心感、安定感があった」と高く評価し、スワローズナインも、ファンも、家族も笑顔にする待望の1勝となった

ヤクルトの高梨裕稔投手が雨の中、7回116球で初勝利を収めた。試合中は厳しい状況にも関わらず、冷静に投球を続ける姿が印象的だった。また、家族の支えを受けながら責任感を強め、その思いが結果に繋がっているのは素晴らしいことである。
キーワード解説

  • 投手とは?:野球におけるポジションの一つで、ボールを投げる役割を担う選手を指します。
  • 先制点とは?:試合の開始から初めて得点を入れた際の点数のことで、勝負の流れを左右する重要な得点です。
  • ソロ本塁打とは?:一人の打者がボールを打って、自分一人だけで本塁を回って得点をすることを指します。

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