巨人・三塚琉生、公式戦初出場で初安打を記録

◆イースタン・リーグ　西武８―２巨人（９日・カーミニーク）　巨人の三塚琉生外野手（２１）が、公式戦初出場で待望の初安打を記録した

この日は、３軍から２軍に昇格し、イースタン・西武戦（カーミニーク）に「６番・一塁」として先発出場

試合の第４回裏、１死一塁の場面で、相手先発・篠原の投じたチェンジアップに対し、見事に右前へはじき返し、記念すべき一打を放った

三塚は「今までやってきたことを出そうと思っていたので、１本出したかった

ほっとしている」と安堵の表情を浮かべた

記念のボールは、ベンチに戻った際にハイタッチで迎えられ、大きな喜びの瞬間となった

　振り返ると、待望の初安打の裏には彼の苦労もあった

三塚は、桐生第一高から２０２２年育成ドラフト６位で巨人に入団

大砲候補として期待されていたが、入団初年の６月に左膝後十字靭帯損傷及び左膝内側半月板損傷という大怪我を負ってしまった

その結果、約１年間の実戦からの離脱を余儀なくされ、多くのファンの期待が薄れてしまった

しかしながら、今季は３軍で主に４番を任され、打率３割５分１厘、２本塁打、１１打点という素晴らしい成績を残し、ついに昇格を果たした

　フルスイングが持ち味の背番号０３１の三塚は、「２軍でもしっかり結果を残して、１軍に呼ばれる選手になりたい」と、さらなる飛躍への決意を表明した

尚、三塚琉生のプロフィールは以下の通り

三塚 琉生（みつか・るい）

２００４年５月１０日、千葉・柏市生まれ、２１歳

増尾西小学校１年生時に増尾レッドスターズに入団し、その後逆井中学校では八千代中央シニアに所属

桐生第一高では３年夏に甲子園４強入りを果たし、高校通算で３１本塁打を記録

２０２２年育成ドラフト６位で巨人に入団

トレードマークは太い眉毛で、身長は１８２センチ、体重は９２キロ

左投左打

三塚琉生選手の初安打は、彼の長いリハビリの成果を象徴する瞬間でした。多くの選手が同様の怪我を経験する中、彼がこのような成績を残したことは、周囲に希望を与える出来事です。今後の活躍がさらに楽しみです。

キーワード解説

• チェンジアップとは？投球の際、投手が投げるボールの一種で、通常の速球よりもスピードが遅く、バッターのタイミングを崩すことを目的としたものです。
• 後十字靭帯とは？膝の関節の内部に位置する靭帯の一つで、膝の安定性を確保するために非常に重要です。この靭帯が損傷すると、膝全体の動きに問題を生じることがあります。