プロ野球セ・リーグ、阪神が首位を守る中、広島と巨人が逆転勝利を収める

プロ野球セ・リーグは5月10日、各地で3試合が行われ、阪神が中日に勝利し、首位をキープしました

阪神が中日を制し首位堅持

降雨で前日中止となった阪神と中日の一戦では、阪神が初回に森下翔太選手のタイムリーで先制点を奪いました

その後、中日の先発投手・髙橋宏斗選手が好投を続け、追加点を許さず試合は進行

しかし、6回裏に阪神は2アウト3塁の場面で佐藤輝明選手がタイムリーを放ち、貴重な追加点を加えました

投手陣は村上頌樹選手が9回までを投げ無失点の「マダックス」を達成し、自身2試合連続の完封勝利を達成

これにより、阪神は首位を守ることに成功しました

広島、DeNAに逆転勝ち

3位の広島は、4位のDeNAとの接戦を展開

初回に先取点を許した広島は、3回までに3点のビハインドに追い込まれます

しかし、4回に新加入のファビアン選手がレフトへホームランを放ち、得点差を縮めました

続く6回にもタイムリーで逆転し、9回には満塁の好機を作り中村奨成選手のタイムリーで2点をリード

広島は見事に逆転勝利を収めました

巨人、ヤクルトとの接戦を制する

2位の巨人は6位のヤクルトと対戦

1点リードで迎えた8回、昨年までの活躍が記憶に新しい浅野翔吾選手が今季初のスタメンでバックスクリーン左へ今季初ヒットとなるホームランを放ちました

しかし、試合は接戦が続き、9回のマウンドには守護神・マルティネス選手が登場し、3者凡退に抑えて巨人が勝利を収めました

5月10日のセ・リーグ結果

試合	勝利投手	敗戦投手
阪神 2 - 0 中日	村上頌樹 (6勝1敗)	髙橋宏斗 (2勝4敗)
広島 5 - 3 DeNA	床田寛樹 (4勝2敗)	森原康平 (2敗)
巨人 3 - 2 ヤクルト	グリフィン (2勝)	ランバート (1勝3敗)

今回の試合では、阪神が首位を守る一方、広島と巨人はそれぞれ逆転勝利を収め、競争がますます激化しています。特に阪神の投手陣の安定感が際立ちました。一方で、広島と巨人も新助っ人の活躍が目立ち、今後の試合ではさらなる精彩を放っていきそうです。

キーワード解説

• マダックスとは？投手が無失点で試合を完投し、108球で相手を抑えた際に使われる用語で、特に高評価されます。
• タイムリーとは？走者がいる状況でヒットを打つことで、走者が本塁に生還する得点をもたらす打撃を指します。
• 満塁とは？バッターが1人で、3人の走者が全て塁に出ている状態のことを言い、非常に得点チャンスの高い状況です。