古林睿煬投手、プロ初完封で日本ハムの勝利に貢献

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◆パ・リーグ 日本ハム4―0楽天(11日・エスコンフィールド)日本ハムの古林睿煬投手(グーリン・ルェヤン、24)は、楽天戦で見事なパフォーマンスを披露し、プロ初の完封勝利を達成しました

試合はエスコンフィールドにて行われ、最後の打者を遊ゴロに打ち取った瞬間、古林は満面の笑みを浮かべました

この試合で彼は9回を投げ、わずか2安打、無四死球、7奪三振という素晴らしい成績を残し、わずか98球で完封を達成

これは「マダックス」とも呼ばれる、投球数100球未満での完封勝利にあたります

台湾でのキャリアでは9回完投の経験がなかった古林にとって、この記録は特別な意味を持ちます

古林は試合後、「ストライク先行を意識して投げられた」と満足げに語りました

台湾出身の投手がデビューから3試合目で完封勝利を挙げたのは、1985年の郭泰源以来40年ぶりの快挙です

古林の速球は最速154キロに達し、変化球も制球よく投げ分けました

6回に初安打を許しましたが、冷静さを保ち、試合のペースを崩しませんでした

新庄監督も彼の快投を称え、「グーリンだけにぐうの音も出ない」とコメント

続投の希望を明言し、試合中に「完封させたい」とピッチングコーチに伝えたそうです

このような監督のサポートも、古林の好投を後押ししたと言えるでしょう

古林は自らをおばあちゃんっ子と呼び、母の日には祖母との思い出を語りました

彼は「日常的な、例えば『クレヨンしんちゃん』のようにふざけたことをして怒られた」と笑いながら話し、家族への感謝の気持ちを表現しました

この勝利により、日本ハムは今季2度目の4連勝を達成し、リーグ最速で20勝に到達

この結果、オリックスをかわして、4月2日以来の単独首位に浮上しました

古林は「先発陣もすごい成績を残している

彼らから学びながら吸収し続けたい」と語り、チームにおける成長を続ける意欲を示しました

古林睿煬選手のプロフィール

◆古林 睿煬(グーリン・ルェヤン)
生年月日: 2000年6月12日
出生地: 台湾・台中市
年齢: 24歳
学歴: 桃園市立平鎮高級中
プロ入り: 2018年ドラフト1位で台湾・統一入団
成績(24年): 10勝2敗、防御率1.66
ポジション: 右投右打
推定年俸: 6000万円

記録メモ

古林睿煬が9回2安打で完封しました

これは1985年4月25日のロッテ戦で郭泰源(西部)が達成した以来、初登板から3登板目までに完封した二人目です

また、今季は10日の村上(神)以来3人目、パ・リーグでは初のマダックスとなります

2リーグ制以降で台湾出身投手のマダックスは1988年4月23日の近鉄戦の郭泰源(西部)、2011年8月17日の巨人戦のチェン(中)に次いで3人目です

古林投手の快投は、実力を示すだけでなくチームの士気を高める重要な要素となった。彼の成長とチームの活躍が、これからのリーグ戦においてどのように展開されるか楽しみだ。
キーワード解説

  • 完封とは?投手が相手チームに一度も安打を許さず、試合を終えることを言います。
  • マダックスとは?投球数が100球未満で9回以上を投げ切り、完封勝利をあげる投手の達成がその名で知られています。
  • デビューとは?プロとして初めて試合に出ることを指し、その選手のキャリアの第一歩です。

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