新庄剛志監督（53）が7回1死満塁で打者・五十幡亮汰外野手（26）に出したサインは2ランスクイズ
これが見事に決まり、今季3戦3敗だったオリックス九里をKOした
会心の「新庄マジック」をさく裂させて首位攻防戦を制し、今季初の5連勝（1分け挟む）で、貯金も今季最多の7
14日も難敵の宮城を攻略して独走態勢に入る
会心の勝利に、新庄監督は歓喜の“取材拒否”だった
球団を通じて発信したコメントは「50分、五十幡くんに聞いてあげて
しかし、みんなすごいわ」
さすがに50分も聞けなかったが、勝利のヒーローのひとりとなった五十幡は約9分半、試合を決めた瞬間などについて語った
7回1死満塁
初球を空振りした五十幡に出たサインは2ランスクイズだった
3回に先制打を放っていた背番号50は「ネクスト（バッターズ・サークル）の時から出るんじゃないかなって準備していた」と驚くことはなかった
九里が投げ出す瞬間にバットを横に寝かせ、冷静に沈んでいくシンカーに対応
投前に打球を転がした
フォースプレーとなる局面での難易度の高い戦術に、慌てたのは九里だった
打球が手に付かず、本塁へトスできずに三塁走者の万波が生還
さらに無理な体勢から一塁へ送球した瞬間に、三塁ベースを回って様子を見ていた二塁走者の代走水野も本塁へスタートを切って2ランスクイズが成功
難攻不落の右腕をKOし、新庄監督も大きく手をたたいて喜んだ
チームスローガン「大航海は続く」にちなみ、今季は長打力を前面に出した「海賊打線」が売りだが、過去3年間は型破りな小技や足を絡めた作戦も多く実行してきた
2者連続初球スクイズや満塁でエンドランなど奇策とも呼ばれた“新庄マジック”を経験してきたひとりの五十幡も「いろんな頭を使うことが増えた」
だから誰ひとり、どんなサインが出ても驚かない
頭も心も準備ができているから、勝負手がハマる
単独首位に浮上した11日楽天戦後に、新庄監督が「独走したいね」と話した意味も、選手たちは理解している
「（今カードは）九里さん、宮城といい投手が続く中で、この3連戦はすごく大事
この勝ちはすごくでかい
今の勢いを続けられるようにチームで戦っていきたい」と五十幡
日本一へ向かう大航海は波に乗ってきた
日本ハム水野（7回1死満塁での2ランスクイズで二塁から生還）「九里さんも結構イレギュラーな動きだった中で一番いい判断、走塁ができた」日本ハムの新庄監督が見せる戦術の柔軟さは、選手たちの成長を促すだけでなく、試合の流れを一変させる重要な要素です。5連勝という成果は、リーダーシップがチームの士気を高め、結果に繋がったことを示しています。
ネットの反応
新庄監督が試合後に取材を拒否したことが話題になりました
「五十幡くんに聞いてあげて」という発言から、五十幡選手の活躍が特に注目されているようです
コメント欄にはファンの反応が多く寄せられており、特に五十幡選手のプレー評価が目立ちます
ファンの中には、新庄監督の独特なインタビューへの姿勢に対して「勝っても負けてもインタビュー面倒な監督」との意見もあり、指導者としての個性に対する賛否が見受けられます
また、五十幡選手のスクイズが試合のターニングポイントとなったとの意見もあり、これが試合の流れを変えたことを示唆しています
加えて、他の選手の活躍にも触れられており、特に水野選手の俊敏な走塁が評価されていました
試合結果に対する期待感も高く、「明日初エスコン行きます
いい試合頼みます」といったコメントも目立ち、次戦への希望が伺えます
一方で、新庄監督の取材拒否を巡り「題名に悪意を感じる」とする意見もあり、報道への反応は多様です
このように、ファンの間では熱気あふれる応援や議論が交わされています
ネットコメントを一部抜粋
たまたま打ったヒットでしょ・・・？
相手もスクイズ警戒していただろうし、プレッシャーのなか五十幡はよく決めてくれたし、代走で出た水野も役目を果たしたね。
この2ランスクイズは完全に九里くんの心折れたよね。
あれはシーズン振り返るダイジェストに絶対使われる！
こちらは驚愕でしたよ。
キーワード解説
- 新庄マジックとは？監督である新庄剛志が駆使する斬新な戦術やサインのことを指し、選手たちの柔軟な成長を促している。
- スクイズとは？バッターがボールをバットで転がし、走者がホームに走ることで得点を狙う戦術です。特に2ランスクイズは、二人の走者が得点できるシナリオを持ちます。
- フォースプレーとは？守備側が走者をアウトにする状況で、新たに塁に到達した走者が他の走者の進行を妨げることなく、次の塁に向かうことを意味します。
- ネクスト（バッターズサークル）とは？次に打席に入る選手が待機する場所のことを指し、選手は自分の打席を前もって準備するために重要です。
