福原忍氏が期待する石黒佑弥の成長と今後の展望

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
 2025年5月6日、巨人との試合で力投する阪神タイガースの若手右腕、石黒佑弥投手(23)が注目を集めている

元阪神投手コーチの福原忍氏(48)と評論家の狩野恵輔氏(42)による新企画「注目の若虎」において、福原氏は石黒投手の投球スタイルと今後の成長に対する期待を語った

石黒投手の投球スタイルと今後の課題

 福原氏は、石黒投手について「高めでも空振りが取れる、スピンの効いた良い真っすぐを投げる投手」と評価している

スピンとは、ボールが回転しながら進む状態を指し、この回転が高いほど投球に威力を与える

福原氏は、ボールの投げ方において「もう少しボールの角度を高める」ことが鍵だとし、リリースの瞬間に相手に対してストライクゾーンを思わせるような工夫が必要だと強調した

今後の成長にはウイニングショットの精度が必要

 さらに、福原氏は石黒投手の今後の成長には、ウイニングショット、すなわち勝ちを決めるために必要な重要なボールの精度向上が求められると述べた

このウイニングショットがフォークボールやスライダーのような変化球であることが理想であり、それが実現することで、スピンの効いた真っすぐもより効果的に使用できると言われている

精神面の成長も不可欠

 福原氏の指摘通り、石黒選手には相手バッターを意識しすぎる傾向があり、もっと視野を広げることが求められる

試合状況に応じてゴロを打たせるような考えも持つべきだとのこと

また、少し遊び心や相手の裏をかくような投球も重要であると述べ、将来の成長に期待を寄せた

石黒佑弥選手のプロフィール

名前 石黒佑弥(いしぐろ・ゆうや)
生年月日 2001年6月20日
年齢 23歳
出身地 愛知県
身長/体重 180cm/85kg
利き腕 右投げ・右打ち
所属チーム 阪神タイガース
ドラフト 2023年度ドラフト5位で阪神入団
プロ初登板 2024年7月21日(広島戦・甲子園)
昨季成績 ウエスタンリーグ40試合 登板、4勝4敗10セーブ、防御率3.50
今季 初の開幕1軍入りを果たす
この記事では、福原氏が石黒投手の成長に期待を寄せる一方で、技術面や精神面での課題も指摘しています。彼の優れた真っすぐにさらなる磨きをかけるためには、ウイニングショットの精度向上や敵バッターに対する視野を広げることが不可欠であり、これからの活躍が楽しみです。
キーワード解説

  • ウイニングショットとは?:勝敗を決めるために必要な重要なボールのことを指し、選手が持つ得意な球種で構成されます。
  • スピンとは?:ボールが回転しながら進む状態で、スピンが多いほど投球の威力が増し、バッターにとって打ちづらい球になります。
  • フォークボールとは?:投球の一種で、ボールが落ちる動きが特徴の変化球。打者の目の前で急降下するためミスショットを誘いやすいです。
  • スライダーとは?:速球と変化球の中間的な位置を占め、横に変化する球。特に右打者に対して投球する際に効果的です。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSでもご購読できます。