開幕からの苦境
プロ野球シーズンが始まってから1ヶ月以上が経過したが、横浜DeNAベイスターズは苦しい戦いが続いている特に宮崎敏郎選手やオースティン選手、梶原昂希選手、森敬斗選手など、期待されたレギュラーたちが故障や不振によりなかなか本来の力を発揮できていない
選手入れ替えの現状
スタメンがなかなか固定できない中、育成選手たちがチャンスをつかむために奮闘中である特に、ダークホース的存在として注目される選手の登場が期待されている
勝又温史選手のプロ初安打
5月1日に一軍登録された勝又温史選手は、4日の巨人戦で7年目のプロ初安打を記録した彼は2018年ドラフト4位で入団したが、3年目のシーズン終了後に球団から戦力外通告を受け、育成選手として再契約した経歴を持つ
転身と成長
勝又選手は入団当初は投手として活動していたが、制球難に悩み、野手転向を果たした2022年にはBCリーグの神奈川に派遣され、2023年にはイースタンリーグで105試合に出場
打率.272、6本塁打、30打点を記録し、オフに支配下登録を果たした
打撃力の向上
昨年のオフにはオーストラリアのウインターリーグにも参加し、長打力を磨いた今季は二軍で29試合に出場し、打率.241、2本塁打、7打点を記録し、一軍昇格を果たした
九鬼隆平選手の復活
一軍登録された翌日に九鬼隆平選手が二軍から昇格した彼は2016年ドラフト3位で入団したものの、一軍出場はわずか10試合に留まっていた
2023年シーズン終了後にソフトバンクから戦力外を受け、ベイスターズに育成選手として契約した
二軍でのパフォーマンス
九鬼選手は移籍1年目の昨季、二軍で本職の捕手だけでなく、一塁も守りながら55試合に出場した打率.264、3本塁打、10打点の成績を残し、2023年3月に支配下昇格を果たした
今季の安打数向上
今季は二軍で27試合に出場し、打率.316、1本塁打、12打点を記録平成5月2日に一軍に昇格10日の広島戦では代打として自身4シーズンぶりに安打を放った
横浜DeNAベイスターズの現状は、故障や不振に悩むレギュラー選手の影響で戦力が手薄になっています。しかし、育成選手たちの活躍が今後のチームの強化につながる可能性があり、期待がかかります。
キーワード解説
- 育成選手とは?育成選手は、チームが将来性を見込んで契約する選手であり、通常は主に試合に出場しながら成長を促す役割を持ちます。
- 支配下登録とは?支配下登録は、育成選手がプロ野球の一軍登録選手として認められることを指し、これにより選手は試合に出場する権利を得ることができます。
- 安打とは?安打は、選手が打った球がフェアゾーンに落ち、出塁できたときの記録で、ヒットとも呼ばれます。試合での打撃成績を示す重要な指標です。

