試合は白熱した投手戦となったが、阪神が連勝の勢いを止められる結果となった
試合の展開
両チームともに得点を挙げられないまま迎えた8回表、阪神の左腕・及川雅貴投手が今季初めての自責点を記録した2死一、二塁の場面で、DeNAの牧選手に中前適時打を浴び、この一打が決勝点となった
及川雅貴のパフォーマンス
及川投手はこの試合まで17登板で17回1/3を投げて自責点はゼロという圧倒的な成績を誇っていたが、この日は粘りが利かず、以降の打者を抑えることができなかった自責点とは、投手が責任を負うべき失点であり、これまで守ってきた無失点記録が崩れ、心理的にも影響があったことが推測される
デュプランティエの好投
先発のデュプランティエ投手は、5回を投げて2安打無失点の力投を見せたものの、勝ち星には結びつかなかったチーム全体の打撃が振るわず、好機を逃したことが響いたと言える
打線の苦戦
打線はゲーム序盤から好機を迎えていたものの、3回の二死一、三塁では中野選手が二ゴロに倒れ、さらに4回には無死一、二塁のチャンスで、大山選手が左飛に倒れ、二走の森下選手がタッチアップを試みたが、三塁でタッチアウトとなり、得点のチャンスを自ら失った今回の試合は、阪神の強みであった投手力が弱みを露呈した試合となった。及川投手の初失点は、彼のこれまでの努力を一時的に否定するものではないが、打線が加点できなかったことが一層目立った。投手と打線の連携がいかに重要であるか、再確認させられる結果となった。
キーワード解説
- 自責点とは?
- 左腕とは?

