試合後、藤川球児監督(44)は「また明日ですよね」と短く語り、球場を後にした
先月まで好調を維持していた打線が、ここ4試合でわずか4得点と、最近は低迷しているのが現状だ
藤川監督はこの日、高卒5年目の高寺望夢内野手(22)を「6番・左翼」に起用した
高寺は13日の試合でプロ初本塁打となる同点ソロを放ち、期待が寄せられている
しかし、彼の活躍も勝利に結びつかなかった
阪神は一、二軍の選手を頻繁に入れ替え、常に試行錯誤を繰り返している
特に中川勇斗捕手(21)は4月29日に初めて一軍昇格を果たし、スタメン出場の機会も増している
彼は本職の捕手としてだけでなく、野手の一員としても期待され、左翼手として出場した
藤川監督は、投手と野手の両方にまたがる複数ポジション制を活用して、チーム全体の底上げを図っている
周囲の評価では、この選手起用の動きは、今後の交流戦で指名打者(DH)に起用する選手を見極めるための「準備段階」であると指摘されている
これまで近本、中野、森下、佐藤輝が安定した成績を残している一方、ベンチ待機のメンバーは苦戦を強いられている
特に代打の切り札として期待されていた原口は開幕以来安打がなく、糸原の打率はわずか1割7分6厘と低迷
また、新外国人のヘルナンデスもファームで1割8分9厘と、期待外れの成績に終わっている
球団関係者によると「現状ではDHを任せられる選手が少ない」と悩みを吐露しており、昨季の交流戦でも12球団中10位と苦戦した経緯から、鬼門突破のための切り札を見つける作業が急務となっている
阪神タイガースがDeNAに惜敗した試合は、打線の調子の悪さが浮き彫りとなった。監督の試行錯誤が続く中、どの選手が勝利をもたらすか、ファンや関係者の期待が高まる。
ネットの反応
阪神タイガースの藤川監督が交流戦に向けて進めているDH(指名打者)候補探しに関して、ファンから多くのコメントが寄せられています
特に注目されているのは、前川選手をDHに据え、レフトには誰を起用するかという点です
現在、レフトの候補としては中川選手や高寺選手が挙げられていますが、ファンの中には「悪しきパリーグのDH制に合わせる必要はなく、阪神だけDHなしで戦うべきだ」という意見もあり、交流戦における阪神の戦い方について熱い議論が展開されています
また、阪神はここ2年の成績から「鬼門」とまでは言えないという意見もあり、過去に2位になった経験を持つチームとして期待が寄せられていますが、野手のスカウティングに対する疑問の声も多く、外部からの助っ人選手の質についても意見が分かれています
特に井上選手の起用を求める声も上がり、長打力のある選手を積極的に起用するべきだという意見が強調されています
加えて、ファンの中には、守備力や打撃の不安が影響しているとの指摘もあり、具体的にはショートポジションの木浪選手に対する配慮や、高寺選手、小幡選手の復帰を待つ声も見受けられます
DH候補を選ぶ際には、選手個々の状態や過去のパフォーマンスを考慮することが重要で、特に守備位置の見極めが勝敗に影響を及ぼすと考えられています
提案としては、前川選手や近本選手をDHに起用し、他の外野手や内野手を組み合わせることが挙げられ、適切な選手配置が求められています
「ヘルナンデス選手を試してほしい」といった外国人選手の起用を望む声や、打線の整理が必要との意見も相次いでおり、ファンの熱心な応援や期待が伝わってきます
ネットコメントを一部抜粋
DHを探しているというより、前川をDHにしてレフトに誰にするかを探しているように思う。
悪しきパリーグのDH制にあわせる必要はない。阪神だけDHなしで行って欲しい。
ここ2年がダメなだけで2位になったり、鬼門とまでは言えないと思う。
井上やろ!待望久しい右の大砲や。長打力がある井上を使えや!
ノーアウト二塁で、345番で点が入らん絶望感たまらんな。
キーワード解説
- 打線とは?:チームの打撃全体を指し、選手がどれだけ安打や得点を記録できるかが勝敗に大きな影響を与える。
- 打率とは?:選手が打席に立ってヒットを打った回数を、打席に立った総数で割って計算したもので、成績の指標の一つ。
- 指名打者(DH)とは?:野球の形式の一つで、投手が打席に立たず、代わりに打撃専門の選手が立つ制度のこと。
- 交流戦とは?:日本のプロ野球で、セ・リーグとパ・リーグの各チームが対戦する特別なリーグ戦のこと。

