阪神タイガース90周年記念「レジェンズデー」で藤田平氏と鳥谷敬氏がファンとのトークショーを開催

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2025年5月16日、阪神タイガースの創立90周年を祝う「レジェンズデー」が開催され、甲子園歴史館にて生え抜き選手である藤田平氏(77)と鳥谷敬氏(43)が「至高の遊撃手」をテーマにファンとのトークショーを行いました

このイベントには約150人のファンが集まり、両選手の貴重な体験談が語られました

藤田氏は自身のプロキャリアを振り返り、特にスピード感の重要性を強調しました

「高校からプロに入って感じた違いはスピードで、日本一の内野陣との連係やダブルプレーについていくことは必死でした」と当時の緊張感を語りました

一方、鳥谷氏は現役時代からスリムな体型を維持していることについて、「格好悪くなりたくないから」とその理由を述べ、ファンから驚きの声が上がりました

彼はまた、「阪神の一員になるために逆指名した」とも語り、当時のメジャーリーグへの思いを振り返りました

トークショーでは、藤田氏が19年間で10人の監督の下でプレーしたことや、監督が代わるたびに打撃コーチも変わったため、自分自身で自分を鍛える必要があったことを語り、鳥谷氏は肩のケガを乗り越えた経験から、試合に出るための準備の大切さを力説しました

藤田氏が在籍していた阪神の合宿所でのエピソードも披露され、当時は給料が現金支給だったことを明かしました

「寮長が現金を運ぶのが怖いと言って、給料袋が厚い人には早く出てもらうように言われたことがあった」と話し、笑いを誘いました

トークの最後に、鳥谷氏は自身のプロ入りからの記念すべき2000本安打について触れ、「1発目と2000本目のヒットはしっかり覚えている

特に初ヒットがなければ、次の連発もない」とその重要性を語りました

今回のトークショーは、阪神タイガースの歴史を振り返る貴重な機会でした。藤田平氏と鳥谷敬氏、双方の経験や思いを通じて、若いファンたちも阪神タイガースに対する愛着を深められたのではないでしょうか。特に彼らのエピソードは、プロ選手生活の厳しさや楽しさを実感させてくれました。
キーワード解説

  • レジェンズデーとは?:阪神タイガースの創立記念日として特別に設けられたイベントで、過去の名選手を招いてファンとの交流を深める行事。
  • 遊撃手とは?:野球のポジションの一つで、内野の中央を守る選手。送球能力や守備範囲の広さが求められる重要な役割を担っている。
  • 逆指名とは?:選手が特定の球団を希望して入団を選ぶこと。選手が自らのキャリアを選択する一つの方法として重要視されている。

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