17日に予定されていた試合は、試合開始30分前に雨天中止となりましたが、これが達選手にとって1軍公式戦での初体験となります
過去に2軍戦などで数回の雨天中止を経験してきた達投手は、雨男として知られ、この状況にも冷静に対処しています
試合の中止が伝えられた日、達選手は宿舎の朝食時に先輩たちから“雨男”としてからかわれたといいます
「特に宮西さんが、『お~い』って、ずっと言ってましたね」と笑いながら語る姿が印象的です
プロ入り後、達投手は少なからず雨による中止を経験しており、「これまでに10回以上は雨が原因で登板が流れている」とのこと
更に、今年のキャンプ中も雨にたたられることが多く、「仙台で雨の中投げたことや、カーミニークで雪が降ることもあった」と振り返りました
雨をもたらす天候については、3月上旬に東京都高円寺にある気象神社を訪れ、「晴守り」というお守りを購入したそうです
しかし、自然の力を自分でコントロールすることはできません
そのため達選手は、「あまり感情をそこに置かないことが重要」だと考えるようになったということです
この日の雨天中止に関しても、「なんとも思わない」とポジティブな姿勢を見せました
中止が決定する前には、「試合時間が遅れる中でも調整できるように」と考え、室内練習場で軽くキャッチボールを行い、すぐに気持ちを切り替えたそうです
前夜、晴守りに祈りながら寝た際には「試合をやっている夢を見たが、良いピッチングをしていた」と顔をほころばせていました
仕切りなおしの試合で、夢を現実に変えられるか注目です
達孝太投手が雨天中止を気にせず、前向きに試合に臨む姿勢は素晴らしいです。特に、自分の気持ちを切り替える能力はプロスポーツ選手にとって重要な資質と言えます。今回のスライド登板で、夢を実現させるプレーを見せてくれることを期待しています。
キーワード解説
- スライド登板とは?試合日の変更により選手が元々の休養日から試合日が遅らされて出場することを指します。
- 雨男とは?試合やイベントにおいて雨が降ることが多いために、そのように呼ばれる選手や人のことです。

