西武・山田陽翔がプロ初勝利を飾る!
◆西武3×―2オリックス(17日、ベルーナドーム)西武ライオンズの21歳の若手左腕、山田陽翔(やまだはると)が、プロ入り3年目で念願の初勝利を挙げた試合は延長10回、同点で迎えた状況の中、山田がマウンドに上がり三者凡退に仕留めた
その後、チームがサヨナラ勝ちを決め、山田は「ウイニングボールを持つのは本当に重たい」と試合後に喜びを語った
この試合での山田は、今季1軍デビューを果たしてから救援での登板が12試合連続無失点という素晴らしい成績を残しており、チームにとって貴重な存在となっている
西口文也監督は、山田の投球を「横から見ていると何を投げているのかわからない」と語り、彼の持ち球のシュートなど、動く球が勝利に大いに寄与したことを指摘した
山田は滋賀県の近江高出身で、甲子園では2021年の夏に4強、2022年の春には準優勝、同年夏にも再度4強に進出するなどの輝かしい実績がある
しかし、プロ入り後は最初の2年間は苦難を経験し、「対打者を考える余裕がなかった」と反省を口にした
昨オフには先輩投手の平良海馬に弟子入りし、技術や栄養学、打者への考え方を学び、その結果が今回の勝利につながったと述べている
試合中には、西武グループの「近江鉄道」が運営する特別デザインのバスが話題となり、甲子園通算11勝の記録を持つ山田の活躍が期待されている
彼の成長に西口監督は満足げに、「出た場所でしっかりと仕事をしてくれる」とその能力を信じるコメントを残した
チームとしても、3年ぶりに貯金5に到達したことから、今後の展開に期待が高まる
今回の西武・山田陽翔の初勝利は、彼のプロキャリアにおいて重要な節目となるものです。将来が非常に楽しみな選手であり、監督の言葉からも期待の大きさが感じられます。今後も成長を続けていく姿を見られることが待ち遠しいです。
キーワード解説
- プロ初勝利とは? プロのスポーツ選手が、プロ契約を結んで初めて得た勝利のこと。
- 延長戦とは? 野球の試合が引き分けの場合、延長回に突入するルール。勝負が決まるまで続く。
- シュートとは? 投手が投げる球種の一つで、軌道が横に動く特徴があり、打者にとっては打ちにくい。
- 救援とは? 試合の途中から登板する投手の役割のことで、試合を引き締める重要な役割を果たす。

