この記録は、100ホールドと併せたダブル到達でもあり、史上8人目、左投手としては初の快挙です
岩崎はドラフト5位で阪神に入団し、先発から中継ぎ、そしてリリーフへと役割が変わりました
数多くの失敗を経験しながら成長し続け、現在の最強投手陣を率いる存在となっています
この試合で阪神は広島から首位の座を奪い返し、4試合ぶりの勝利を飾りました
試合後、岩崎は手を高く上げて掲げた記念ボードで顔を隠し、温かい声援に感謝の気持ちを表現しました
前日の試合では同点の9回に2失点してしまいましたが、「今日は早くやり返したいと思っていました」と振り返り、心のなかにある強い思いを語りました
岩崎は感激しながら、藤川監督からの「おめでとう」の一言に喜びを隠せませんでした
彼は長年の恩師であり、リリーフとしての配球や流れの読み方を教わった師でもあります
プロ入り時、岩崎は「3年で終わるだろう」と考えていましたが、その3年目に救援転向を告げられたことで運命的な転機が訪れます
「打たれたら、それを生かすだけ
うまくいかなかった時をプラスに変えなければいけない」との姿勢で、自らの適性を把握しました
翌年には66試合で自己最多の15ホールドを記録し、2022年からは不動の守護神として活躍しています
また、彼は藤川先輩のように後輩たちを見守る存在でもあり、リーダーシップを常に意識し続けています
「弱気になったら周囲に影響を与えてしまうため、常に周囲を引っ張っていく姿勢を忘れずに」と語り、阪神の強さの一因に彼の精神的支柱としての存在があると言えるでしょう
通算100セーブの詳細:
| 記録 | 内容 |
|---|---|
| プロ野球選手 | 岩崎優(阪神) |
| 達成日 | 2025年5月17日 |
| 試合 | 広島8回戦(甲子園) |
| 今季セーブ数 | 11セーブ |
| 初セーブ | 2020年9月3日(ヤクルト15回戦) |
| 通算ホールド数 | 151ホールド |
キーワード解説
- セーブとは?:セーブとは、野球において試合の勝利に大きく貢献したリリーフ投手に与えられる記録で、試合を終了させた投手に付与されます。特に3点差以内での登板、かつ自チームが勝利することが条件です。
- ホールドとは?:ホールドとは、リリーフ投手が試合を引き継ぎ、その後の投手が勝利した際に与えられる記録で、試合終了時の得点差が3点以内である必要があります。
- リリーフ投手とは?:リリーフ投手とは、試合の途中から登板する投手で、先発投手が降板した後に登場し、試合の流れを守ったり、逆転を狙ったりする役割を担います。

