小林氏は、現在のプロ野球における女性観戦者の比率は「35～40％」と予想しており、この増加の要因を詳細に分析しています
球団のマーケティング戦略とF1層の重要性
小林氏は、プロ野球界が2005年以降に「ライブエンターテインメント」にシフトしたことが女性観客の増加に繋がったと説明しましたそれ以前は、地上波のテレビ中継が中心で、観客の大半は高齢の男性や少年でした
しかし、男性中心のファン層が減少し始めたため、各球団はF1層（20～30歳の女性）を主要ターゲットとして積極的な集客努力を行うようになりました
F1層の影響力
F1層は友人や家族を巻き込む力が強く、今後は子どもを含めた家族観戦へと発展する可能性もあります小林氏は、「野球だけではなく、あらゆるライブエンタメの戦略的ターゲットは女性」と述べ、今後の可能性を展望しました
ソフトバンクはダイエー時代からこの層の取り込みに成功し、現在でも男女比はほぼ50:50という好成績を収めています
「カープ女子」と広島の取り組み
また、今では広島東洋カープも「カープ女子」ブームを通じて、男性ファン中心のイメージを変えました各球団は女性をターゲットにした戦略を展開しており、成功を収めていますが、この動きはまだ始まったばかりです
今後の課題
小林氏は、2005年以降の取り組みは比較的歴史が浅いため、次の課題として、観客を飽きさせないイベントの仕掛けや新しいアイデアの導入が求められると強調しました女性観客の維持とさらなる増加を目指す上で、各球団は如何に工夫を凝らすかがカギとなります
プロ野球における女性観戦者の増加は、球団が意図的にマーケティング戦略を変化させた結果だと思います。特にF1層に焦点を当て、多様なイベントを開催することで新たなファンを獲得する努力は評価できます。今後も、飽きが来ないようなアイデアが求められるでしょう。
ネットの反応
今回のコメントはプロ野球の女性ファン増加についてさまざまな視点から意見が寄せられています
多くの人が、女性ファンの増加は時代の流れと球団の取り組みの結果であると考えているようです
たとえば、若い女性に向けたビールの売り子の多様化が求められたり、ファンが気軽に楽しめる環境作りが進められているといった意見がありました
また、現地観戦や観戦中の飲食を楽しむスタイルが人気を集めている理由として指摘されているのが、友人同士で楽しむ場としての魅力です
さらに、特に女性ファンが多い球団として、ソフトバンクや広島などが挙げられ、他のスポーツと比較してプロレスも女性ファンが多いと指摘されていました
加えて、観戦時の環境改善への要望や、女性専用のイベントなどに対する賛否の意見も見られました
女性ファンが新しい景色を楽しむ姿や、果敢に選手のグッズを身に付けて球場へ訪れる様子は、この変化を象徴するものであるといえるでしょう
少数意見としては、本当に女性ファンが増えているのか疑問を感じるコメントもあり、今後どのように観客動員が変わるのか注目されます
ネットコメントを一部抜粋
ビジネスとしてはいいと思う反面、男女問わず「にわかファン」の増殖しているのも事実。
ビールの売り子を可愛い若い女子だけじゃなくイケメン男子も雇うとか。
昔に比べて一番女性ファン比率が増えたのはプロレスだと思う。
普段座ってる席によって印象は変わるかも。
推し選手のグッズを身につけた女性グループが、おしゃれなスイーツを食べながら野球観戦なんて信じられない光景。
キーワード解説
- F1層とは？20歳から30歳の女性を中心としたファン層を指し、スポーツ観戦において重要なターゲットとされています。
- ライブエンターテインメントとは？観客を楽しませるための一連のパフォーマンスやイベントを指し、スポーツだけでなく音楽なども含まれます。
- カープ女子とは？広島東洋カープのファンである女性たちを指し、彼女たちの人気によりチームへの支持が広がっています。
