阪神・岩崎、恩師との絆から学んだ「続けること」の重要性
2025年5月17日、甲子園で行われたプロ野球セ・リーグの試合で、阪神タイガースが広島東洋カープに5対2で勝利を収めた試合後、阪神のリリーバー、岩崎優は、自身の座右の銘「続けること」に対する思いを語った
「続けること」や「継続」という言葉は、アスリートにとって当然のように聞こえるかもしれないが、岩崎にとっては深い意味を持っている
岩崎は、中学1年生の時に初めて受けた指導の中で、恩師の斉藤鉄夫さんから「毎日、俺の家まで走って来い」と言われ、その教えを実践してきた
この「ミッション」は、約8キロの往復を含むものであり、毎日A4用紙に出発時刻を書いて斉藤さんの自宅の郵便ポストに入れるというルールがあった
斉藤さんは翌朝にその紙を回収することで、岩崎が走ってきたかを確認した
これを高校入学直後までの3年間、岩崎は一日も欠かすことなく続けた
彼は「どんなに体が疲れていても、雨の日でも、毎日走り続けました」と振り返る
過去には、同様の教えを他の生徒にも施した斉藤さんだが、岩崎だけがこの約束を守り通した
昨年、斉藤さんは91歳で亡くなり、岩崎は「もう一度会いたかった」と語る
彼は斉藤さんから「続けること」の大切さを学び、現在のプロとしての成功へと結びついていることを実感している
「通算100セーブ」という大きな節目に達することができたのも、斉藤さんの教えがあったからこそだと言える
岩崎は今でも帰省した際に、思い出の場所を走り続けている
「必ずその道を走ります
元気でいてください、ありがとうございました」と、恩師への感謝の気持ちを語った
岩崎選手の物語は、ただの選手としての成功だけでなく、恩師との深い絆や、努力の価値を再認識させてくれます。「続けること」の重要性は、アスリートだけでなく、私たち全員にとって大切な教訓です。どうすればこの教えを日常生活に活かせるか、一緒に考える機会を持ちたいです。
キーワード解説
- 継続とは? - 継続とは、一つのことを長期間にわたって続けることを指し、努力や勝利をもたらす基盤となる。
- リリーバーとは? - 野球において、リリーバーは先発投手の後に登板する投手で、主に試合後半を担当する。
- セ・リーグとは? - セ・リーグは、プロ野球の4つのリーグのうちの一つで、セントラル・リーグの略称である。

