元横浜監督・権藤博氏が語る、指導への思いと選手との絆

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元横浜(現DeNA)監督の権藤博氏(86)が2025年5月19日、東京・千代田区の日本記者クラブで「戦後80年を問う」と題して会見を行った

権藤氏は、現役時代に中日で素晴らしい成績を収め、35勝を挙げたことから始まり、最多勝、最優秀防御率、最多奪三振、新人王、沢村賞といった数々のタイトルを獲得してきた

指導者としても経験豊富な権藤氏は、近鉄、ダイエー(現ソフトバンク)、中日で投手コーチを務め、1998年には横浜をリーグ優勝、日本一に導いた

また、2017年の世界野球クラシック(WBC)では日本代表である侍ジャパンの投手コーチを務めた

会見では、横浜での監督時代のエピソードについても語った

権藤氏は「多くの監督に仕えた経験から、監督になった際に気を付けるべき『べからず集』ができた」と語り、「自分が他の方針を持とうとは考えず、選手がやるべきことが最も重要だ」と振り返った

特に印象的だったのは、開幕前に行った“儀式”についてだ

権藤氏は開幕一軍スタートの投手陣に「今日から、この13人で戦う」と伝え、ボールに「kill or be killed」と書いて渡した

この言葉は「やるかやられるか」という勝負の厳しさを伝えるメッセージであり、そのボールは選手たちの心に深い印象を残した

それに関して権藤氏は、「ミーティングは正直いい加減だったかもしれないが、あのボールはみんな大切に持ち続けてくれた」と笑顔で話した

元横浜監督の権藤博氏が会見で語った内容は、多くのファンにとって感慨深いものであった。彼の指導方針や選手との絆が、チームとしての結束を生むことの重要性を強調し、指導者としての立場を越えて選手たちとの信頼関係築いた経験を共有している。これは現代のプロ野球にも通ずる重要なメッセージと言える。
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