今年、球団は創設90周年を迎え、1967年から1975年まで在籍した江夏豊氏（77）が、その間に名を馳せた先代の投手たちについて語った
江夏氏は特に、1968年にシーズン401奪三振の日本記録を樹立した自身の経験を交えながら、歴代の名選手たちの魅力を明かした
江夏氏が選ぶ名投手たち
江夏氏が選出した投手たちは、いずれも阪神タイガースの歴史に名を刻む偉大な選手たちである中でも村山実（在籍期間：1959～1972年）は、江夏氏にとって憧れの存在であり、その威風堂々とした投球姿勢が印象に残る
江夏氏は、「村山の投球は風格があり、彼の技術にはいつも学ぶことがあった」と述べている
村山実とその投球スタイル
村山は、捕手とのサインの解釈が難しい「捕手泣かせ」として知られていた江夏氏は、自身の限られた球種—ストレートとカーブ—を駆使して、村山流とは異なる独自のスタイルで挑んだ
特にストレートを投げる際には、サインを何度も変えながら球を投げる戦略を用いていた
他の名投手たち
江夏氏はさらに、コントロールの神様と称される小山正明（在籍期間：1953～1963年）や、独特な球種を持つ古沢憲司（在籍期間：1964～1978年）についても言及した特に古沢の球は力強さを持ち、当時の名打者・王貞治が最も嫌がった投手の一人でもあった
人格者たちの影響
江夏氏は、権藤正利（在籍期間：1965～1973年）についても特筆しており、試合でのスランプを抱えつつも人間的な魅力があったと語る彼は大きなカーブを投げる技術を持ち、多くの後輩たちにも影響を与えた
江夏豊氏が語る歴代阪神タイガースの名投手たちは、ただの選手ではなく、その姿勢や個性がファンや選手に深い影響を与えています。特に彼が憧れていた村山実選手の存在感は、投手たちの理想像となっており、江夏氏自身もその教えを受けて成長したことでしょう。
ネットの反応
江夏豊氏が選出した「歴代阪神の名投手10人」に対するネットのコメントには、さまざまな意見や感想が寄せられています
まず、江夏、村山、小山が「レジェンド」として特別に扱われていることに賛同する声が多く、その存在が神的であると評価されています
これに対し、選出された他の投手については、過去の暗黒時代の選手が外れたことに対する残念な感情も見られ、特に藪や川尻の名を挙げるコメントがありました
また、江夏が活躍していた時代について思い出を語るコメントも多く、当時の他の投手や監督の名前があがり、その時代の情景が多くのファンに深く刻まれていることが伺えます
コメントの中には、「暗黒時代に唯一安心していた投手」として藪を挙げる声や、「江夏、村山、小山以降は大物が育たない」との意見もあり、現在の投手陣についての意識も反映されています
また、選出された古沢についての嬉しさを表す人が多く、彼の詳細なプレースタイルに関する思い出も語られています
全体を通して、江夏の選出に対する愛着や残念な気持ち、自身の思い出を共有するファンの声が溢れ、歴代の名投手たちがいかに多くの人々に影響を与えたかが際立っています
ネットコメントを一部抜粋
江夏、村山、小山はレジェンドの中でも別格、神的な存在。
でも権藤や中西が入るのなら藪と川尻は推薦したい。
我々おっさん世代の子供の頃は、江夏はもう大スターというか別格で。
安仁屋宗八は入らんわな。
今の阪神は昔に比べたら余るほどいいピッチャーがいてるけど村山、江夏、小山みたいな絶対的なエースがいてないんよね。
キーワード解説
- 名投手とは？：プロ野球チームで特に優れた投手を指し、試合での勝利を多くもたらす選手を指します。
- 奪三振とは？：投手が打者を三振（アウト）にするプレイで、これが多いほどその投手の実力を示す指標の一つです。
