西武・渡部聖弥がルーキーとして大活躍、低迷していたチームを救う存在に

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低迷していた西武の救世主

2024年のプロ野球シーズンにおいて、西武ライオンズは5位に14ゲーム差をつけられ、圧倒的な最下位に沈んでいた

しかし、2025年シーズンが始まると、チームの状況は一変し、上位争いを演じるまでに成長した

その原動力となるのが、ドラフト2位ルーキーの渡部聖弥選手だ

オープン戦から着実に結果を残し、開幕スタメン入りを果たした彼は、デビューから6試合連続で安打を記録するなど、ヒットを量産している

しかし、4月12日の日本ハム戦で足首を痛め、一度は登録を抹消されてしまったものの、4月25日に復帰し、その後も3番打者として活躍

彼の打率はパ・リーグ2位となる.321(5月15日終了時点)を記録しており、得点力に苦しんでいたチームにとってまさに救世主的存在といえる

無名の高校時代から大学で開花

渡部聖弥選手は、広島の名門高校・広陵出身だが、高校時代は特に目立つ存在ではなかった

1年秋に明治神宮大会に出場した際に初めて彼のプレーを観たが、その印象は薄かった

続く選抜高校野球でも無得点に終わり、スカウトからの注目もほとんどなかった

しかし彼は、大阪商業大学に進学後、急速に成長を遂げた

1年春にはレギュラーとして出場し、いきなりベストナインを受賞

特に2年春のリーグ戦では、関西六大学野球対抗戦での活躍が光り、4番・センターとして出場し2安打を記録するなど存在感を示した

このシーズンには打率4割に迫る成績を残し、首位打者を獲得

また、2年秋にはリーグ新記録の1シーズン5本塁打を達成し、彼の名前は関西の大学野球界で広く知られるようになった

渡部聖弥選手の急成長は非常に興味深い。高校時代はあまり目立たなかった選手が、大学での経験を経てルーキーシーズンからチームに大きな影響を与える存在になるとは、プロ野球の不確実性を物語っている。彼の成績は、チームの再建の一助となり、今後の活躍がますます期待されるであろう。
キーワード解説

  • ルーキーとは?新たにプロに加入した選手のことで、特に初年度の選手を指します。
  • ドラフトとは?プロのスポーツリーグが選手を指名する制度で、各チームが選手を獲得するために行います。
  • ベストナインとは?そのシーズンの優れた選手に贈られる称号で、特定のポジションで素晴らしい成績を残した選手が選ばれます。
  • 打率とは?打者が安打を打つ割合を表す数値で、打数に対するヒットの数で計算されます。

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