楽天・浅村栄斗が通算2000安打達成 新たな歴史を刻む
2025年5月23日、東京ドームで行われた<楽天-日本ハム>戦において、楽天の浅村栄斗選手(34)がプロ野球史上56人目の通算2000安打を達成したこの快挙は、平成生まれの選手としては初めての記録であり、チーム内では松井稼頭央選手以来、15年ぶりの偉業となる
加えて、大阪桐蔭出身者としても初めて名球会入りの資格を得ることとなった
試合は楽天モバイルパークで行われ、浅村選手は「3番一塁」として先発出場
試合の1回、1死二塁の場面で右前適時打を放ち、ついに大台に乗せた
この試合の前日、彼は日本ハム戦で左前打を記録しており、2試合連続で安打を重ねていた
試合前の記者会見で、浅村選手は「もう普通にやるだけですね
冷静に、あまり意識せずにやりたい」とコメント
また、残り1本の安打に特別な思いを持ちながらも「現役最後なら意識しますけど、まだ最後ではないし、高い目標を持ってやりたい」と語った
仲間からは「優しい兄貴的存在」として慕われており、藤井選手は「日頃からお世話になってます」と感謝の意を示し、内選手も「よくご飯に連れて行ってくれるし、本当に面倒見がいい」と語った
浅村選手の大記録達成に対し、観客からは大きな歓声が上がった
浅村栄斗選手は、1990年11月12日生まれで、大阪府出身
大阪桐蔭高等学校では夏の甲子園で優勝し、同年のドラフトで西武ライオンズに3位指名された
2018年には楽天イーグルスに移籍
これまでに本塁打王と打点王を各2度受賞しており、ベストナインには8度、ゴールデングラブ賞には2度輝いている
オールスター出場は8度、さらには2019年のプレミア12や2021年の東京五輪で日本代表にも選出された
名球会とは、通算2000安打を達成した選手がその資格を得る団体であり、1978年に設立された
入会には特別な基準があり、投手は日米通算で200勝または250セーブが、打者は2000安打以上が要求される
浅村選手の通算2000安打達成は、プロ野球界において重要な意味を持つ快挙です。彼のような選手が誕生することは、若い選手たちにとっても目標となります。また、仲間から尊敬を集めている浅村選手の人間性も、チームの結束力を高める要因となっているのではないでしょうか。
キーワード解説
- 通算2000安打とは?:プロ野球選手がキャリアで達成した安打数が2000本に達することを指します。この記録は選手の実力を示す重要な指標とされています。
- 名球会とは?:プロ野球選手が特定の条件を達成した際に入会することができる団体で、野球の振興や社会貢献を目的に設立されました。
- 本塁打王とは?:シーズン中に最も多くの本塁打を打った選手に授与されるタイトルを指します。
- ゴールデングラブ賞とは?:守備において優れた成績を残した選手に与えられる賞で、各ポジションごとに選ばれます。

