試合は同点となった第8回に、阪神の3番手ピッチャー工藤が2点を失い、接戦を落とす結果となった
試合後、藤川球児監督(44)は、試合終盤の球審のジャッジに対し不快感を示しつつ、特に相手の井上一樹監督の「ルール違反」と見られる抗議行動に対しても怒りを隠せなかった
藤川監督は、「最後の先頭バッター、渡辺諒のところで井上監督が(球審に)抗議した
ストライクボールでの抗議は禁止されているが、それがあった中で最後の中野への1球が影響している
正直、納得いかない」と述べた
問題視されたのは最終回の阪神の攻撃だった
代打で登場した渡辺は、相手守護神・松山との対決をフルカウントで迎え、低めの球がボールと判定されたことで四球を得た
この判定に苦言を呈した井上監督はベンチを飛び出し、球審に抗議したが、判定は覆らなかった
渡辺の出塁によって阪神は一死二、三塁の好機を迎えると、近本の遊ゴロで1点を返すことに成功した
試合は4-5の1点差に迫り、なおも二死二塁で一打同点の場面を迎えた
球場のボルテージが最高潮に達した中、中野は松山との対決でフルカウントに追い込まれたが、結果的に見逃し三振でゲームセットとなった
試合後の記者会見で、藤川監督は中野に投げられた最後の1球について「普通ではボールゾーンだと思います」と発言しながらも、一方では「井上監督の抗議がなければ判定は異なっていたかもしれない」と示唆した
藤川監督は「改善の余地がある」と語り、試合を後にした
試合の判定に関する問題は、選手や監督にとって非常にストレスとなるものです。藤川監督のコメントは、ジャッジに対する選手たちの心情を代弁しているように感じます。スポーツにおいて、審判の判断は常に重要であり、誰もが納得できる形で試合が進むことが望ましいと言えるでしょう。
ネットの反応
藤川監督が審判のジャッジに対して抗議したことに対し、ネット上ではさまざまな意見が寄せられました
特に、中日・井上監督の抗議の仕方や藤川監督の反応について、多くのファンが意見を表明しています
一部のコメントでは、井上監督が手を挙げた抗議について「ストライクボールの判定ではなく、紛らわしいジェスチャーに抗議したのではないか」という見解が示されました
また、藤川監督が勝つ気があるならもっと抗議の姿勢を見せるべきだという意見も多く見受けられ、特に選手起用や勝負への取り組み方に不満を持つファンが目立ちました
「もっと攻めろよ」や「勝つ姿勢を見せてほしい」といった声もあり、監督の態度がチーム全体に影響を与えるのではないかとの懸念が表明されています
さらに、審判に対する抗議が有利に働く小さな戦略として捉えられていることもあり、「抗議しないのは損」といった意見も散見されました
藤川監督の行動に対する分析の中で、彼が余裕を失っているとのコメントもあり、指揮官としての適切な行動について疑問を呈する声もありました
全体を通じて、選手と監督に対する期待や苛立ちが交錯していることがうかがえます
ネットコメントを一部抜粋
審判の動作に対して抗議したんやろ?
藤川監督の言いたいこともわかるし井上監督の言いたいこともわかる。
抗議以前にリクエストすら全然せぇへんくせに口だけの達者はいらんねん。
なんか抗議したら有利になるみたいなんでどんどんしましょう。
最近、藤川の言動に余裕がなくなってきたな。
キーワード解説
- ジャッジとは?:ジャッジとは、スポーツにおいて審判が行う判定のことを指します。特に野球ではボールやストライクの判定が試合の結果に大きく影響を与えます。
- 球審とは?:球審とは、野球の試合でボールやストライクを判定する審判のことです。球審は非常に重要な役割を持っており、その判断が試合の流れを大きく変えることがあります。
- 抗議とは?:抗議とは、審判の判定に対して意義を唱える行動を指します。一般的に、抗議はルールとして定められている時間内でのみ行うことができ、違反するとペナルティが科されることもあります。

