ヤクルト戦で今季７度目の先発を果たし、中4日で登板
6回を投げて7安打2失点という投球内容で、見事にウィニングボールを手にした
孤独なエースの戦い
プロ野球のエースと呼ばれる選手には、大きな責任が伴う苦しい時でも、自分の調子が悪くても、チームの勝利を第一に考えて投げ続けることが求められる
戸郷はその称号に挑戦し続けてきた選手だ
「巨人のエースは孤独だからさ…」と、かつてのエース菅野智之も常々口にしていた言葉を思い起こさせる
試合後の姿勢
戸郷は、試合で負けた日は誰よりも早く球場を後にするとしているこれは、残っていれば同僚の励ましを受けることができるからだという
自宅に戻ると一人で試合映像を見て振り返りを行う姿勢も、仲間に負担をかけない彼なりの気遣いだ
先輩選手の証言
オフには母校の聖心ウルスラ学園（宮崎）で自主トレを共に行う元巨人の山上信吾さん（現ＢＣ信濃投手コーチ兼選手）がこのように語る「入団当初から見ていますが、彼はご飯も一人でさっさと食べるタイプで、みんなと一緒にお風呂に行くことはありません
」また、村田善コーチは「仲間とつるむことなく、淡々と自分のことができるタイプ」と語る
真のエースを目指して
「意識はしていないけれど、1人でやることが多いかもしれない」と戸郷自身が語るように、彼は迷ったときには先輩にアドバイスを求めつつも、自分自身に向き合う姿勢を貫いている
苦しい時間を過ごした後もファームに落ちた際は、自分がやるべきことを考え、淡々と練習を続けた
こうした彼の努力と強い心が、待望の今季初勝利を生んだ
今後も巨人のエースとして、さらなる活躍が期待される
戸郷選手が示す孤独なエースの姿勢は、プロ野球選手として成功するために必要な強い意志を感じさせる。周囲を気遣いながらも、自分自身に向き合う姿が印象的だ。彼の今後の活躍が楽しみである。
キーワード解説
- エースとは？
- ウィニングボールとは？
- 自主トレとは？
