この結果、チームの借金は今季ワーストタイの5に達し、本拠地ナゴヤドームには竜党の嘆きが響いた
先発・松葉貴大投手は、この試合でリーグトップの得点力を誇る阪神打線に対して見事な粘りを見せた
7イニングを投げて失点はわずか1という成績で、毎回走者を背負う場面もあったが、最少失点に抑えた
松葉選手の投球内容
特に3回、2死一塁の場面では近本選手に長打を許したが、チームメイトの鵜飼選手、山本選手、木下選手の連携プレーが功を奏し、走者の伊原選手の生還を防いだ松葉選手は「野手が助けてくれるので、自信を持って投げられた」と語った
唯一の失点は5回に発生し、1死二、三塁の場面で坂本選手にスクイズを決められてしまった
しかし、34歳の左腕は冷静に対応し、次の打者伊原選手をわずか1球で一ゴロに打ち取った
ピンチを打開した松葉選手
7回には1死二、三塁のピンチを迎えるも、松葉選手は気迫の投球で踏ん張り、代打・渡辺選手を空振り三振に仕留めるグラブをたたき激しい雄たけびを上げ、さらに続く中野選手を二ゴロに打ち取って得点を許さなかった
「今年は力まずにずっと投げていましたが、初めてというくらい力と気持ちを込めて投げました」と振り返った
阪神戦の今季成績
今季の阪神戦では松葉選手の先発は3度目でありながら、本拠地・バンテリンドームナゴヤでは初の対戦となった「バンテリンは自分にとって最高のパフォーマンスを発揮させてくれる場所
チームを救えたら」という思いを胸に、好投を披露した今季の阪神戦では、19イニングを投げてわずか3失点という好相性を維持している
中日は今季の阪神戦で松葉投手が見せた好投が光を放った。敗戦の中でも、チームが持つ潜在能力を感じさせる内容だった。松葉選手の粘り強い投球は、今後の試合に向けた大きな希望となるに違いない。
キーワード解説
- スクイズとは?:バッターが本塁に走る走者を進めるためにバントするプレーのこと。得点を狙うための戦略の一つです。
- ピンチ:投手が走者をたくさん出している状況のこと。つまり、得点が入りやすい場面を指します。
- 先発:試合の初めに登板する投手のこと。通常はチームの中でも一番安定した投手がこの役割を担います。
- 連携プレー:チームメイトが協力して行うプレーのこと。特に野球では、選手同士の連携が試合の勝敗を左右します。

