阪神ファームの福島圭音選手、打撃改造に取り組むも進化の途上

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 阪神のファームを特集する企画「飛び出せ大物」が、育成選手の福島圭音外野手(23)をクローズアップした

福島選手は、阪神大物駅で始まるこの特集にふさわしい俊足と堅守を兼ね備えた選手である

50メートル走を5秒8という速さで走り、遠投では110メートルに及ぶ強肩を持つ

彼の強みは守備力だが、打撃に関しては現状課題を抱えているという

 昨季、福島選手はウエスタン・リーグで110試合に出場したが、打率はわずか・245と期待される結果を出すことができなかった

そこで「何か変えないとダメだ」と感じた彼は、春のキャンプ中に打撃改造に取り組むことを決意した

特に彼が意識したのは、チームメイトである近本光司選手の打ち方であり、構えた時にバッティングの先端が投手の方向を向くフォームに変更した

 この新たな打撃スタイルで彼は、その後参加した「アジアウインターベースボールリーグ」で見事な成績を収め、16試合で打率・298、盗塁は9を記録した

リードオフマンとしての可能性を示す結果となったが、福島選手は「打撃は水物」と冷静に振り返り、模倣に頼るだけではなく、常に進化を求めているという

 現在、彼は自身の理想的な打撃フォームを模索し続けており、「打っている動画を見て、自分の意識と体をマッチさせるために研究しています」と話す

練習での成果を試合で出すことがいかに難しいかを理解し、自己成長を目指している

3月2日の教育リーグ広島戦では、九回にサヨナラ打を放ち、その活躍で勝利に貢献

 今年のウエスタンリーグでは出場した38試合で打率・185とまだ課題が残るものの、毎日の練習に取り組む姿勢は変わらない

「長いシーズンをプレーする中で、覚悟を持ってやることが大事」と語る福島選手は、現在3桁の背番号を背負いながら、憧れの甲子園で活躍する日を夢見て努力し続けている

福島選手の努力と挑戦には注目したい。このような選手が自らの課題を理解し、改善に取り組む姿勢は、プロスポーツ選手として非常に重要な要素だ。打撃改造の過程や、近本選手のフォームを模倣するなど、学び続ける姿勢は、将来への飛躍に繋がることでしょう。彼がどのように成長するのか、ファンとしても楽しみである。
キーワード解説

  • 俊足とは?:足が速いことを指し、特に塁間を駆け抜ける速度が速い選手を指す言葉です。
  • 堅守とは?:守備が非常に固く、エラーが少ない選手やファームを指す言葉です。
  • リードオフマンとは?:試合の先頭打者を指し、攻撃の流れを作る役割を持つ選手のことです。
  • 打撃改造とは?:選手が自分の打撃フォームを変更し、より良い結果を出すための改善作業を指します。
  • アジアウインターベースボールリーグとは?:アジア地域における冬季の野球リーグで、実戦を通じて選手の成長を促す場として機能しています。

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