試合は、ヤクルトが2対1で勝利する形で決着し、石山は9回2死一塁の場面で相手打者をスライダーで空振り三振に仕留めた
その瞬間、石山はグラブを叩き、「本当にほっとした気持ちしかないです
勝ってよかった」と晴れやかな表情でコメントした
石山は、プロ野球史上38人目であり、通算100ホールドも達成していることから、ダブルレコードの達成は史上9人目、またヤクルト球団では初の快挙となる
さらに、36歳8か月での達成は史上最年長記録となる
転機と挑戦
石山は、2013年にプロ入りし、最初は先発投手として活躍していたが、シーズン途中から救援に転向1年目には10セーブを記録し、その後も徐々にメジャーな存在として成長していった
しかし、彼自身は「最初は3年で(現役は)終わると思っていた」と振り返り、厳しいプロの世界におけるプレッシャーに対して不安を抱えていたことを明かした
努力の積み重ね
「若い頃はがむしゃらに(練習を)やっていた不安だった」と石山は語り、自身のキャリアの初期を振り返る
3年で1軍に活躍できればと考えていたが、その後も地道な努力を重ね、結果的に13年で544試合に出場することとなった
まさに石の上にも3年という精神が彼を支えてきた
先輩への思い
同郷の先輩で、現在45歳の石川雅規投手の存在が石山の大きな刺激となっている「石川さんがまだあの年で(現役で)いるので、自分もやらなきゃいけないと思います」と、身近な存在を発奮材料にしていることが伺える
今後の展望
36歳で守護神の座を再び手に入れた石山は、「本当に重い、重要な場所だと思っているこの場所で多く投げられるよう頑張りたい」と今後も挑戦し続ける意欲を示した
中年の星はさらなる輝きを増していく
石山泰稚投手の100セーブ達成は、プロ野球の新しい歴史を作る重要な瞬間です。彼の言葉からは、プロとしての苦労や努力が感じ取れます。また、同郷の先輩との関係性が、石山の原動力になっていることも印象的です。今後も彼の活躍に期待したいです。
キーワード解説
- セーブとは?: セーブは、投手が試合を守り抜き、勝利に貢献する重要な記録で、特定の条件を満たした場合に与えられます。
- ホールドとは?: ホールドは、救援投手が試合の流れを維持した場合に記録されるもので、試合での重要な役割を示す指標です。
- 救援投手とは?: 救援投手は、先発投手が降板した後に登板する投手で、試合の流れを変える重要な役割を担っています。

