ヤクルト・石山が通算100セーブを達成
◇セ・リーグ ヤクルト2―1中日(2025年5月27日 神宮) この日、ヤクルトの守護神・石山が通算100セーブを達成しました9回のマウンドに上がった石山は、2死からの四球をものともせず、3番・上林を内角スライダーで打ち取り、プロ13年目にしての大記録を刻みました
石山は通算100セーブを達成した選手としては史上38人目であり、同時に100ホールド(125ホールド)を達成した選手としては史上9人目にも名前を連ねました
石山は「本当にうれしい
あとは上はないと思うので、少しでも長く頑張りたい」とコメントを残しました
記録達成の背景
石山は2012年のドラフト1位でヤクルトに入団し、若手時代から注目を浴びていました2017年には中継ぎとして66試合に登板し、翌年には抑えとして35セーブを挙げるなど、チームの重要な役割を果たしてきました
しかし、昨年は調子を崩し、37試合登板で8ホールド、5セーブに終わるなど苦境に立たされました
その復活のきっかけは昨年オフに参加した「88年会」で、同じく巨人の坂本選手や元日本ハムの斎藤佑樹氏との交流があったといいます
いろいろな話を通じて「頑張らないといけないと思った」と振り返ります
今年は投球フォームを見直し、投げる意識を変えて守護神に返り咲きました
記録に込めた想い
石山は通算188勝を挙げる現役最年長の石川選手が「そんなことないよ」と言う中で、自身が石川選手の勝ちを消してしまったことを気にするように語りました通算100セーブは、彼の苦しみと努力を積み重ねた結果であり、チームの連敗を5で止める重要な役割を果たしました
さらに、最遅の544試合目での達成や、36歳8カ月での記録は若い選手たちにも多くの刺激を与えることでしょう
これにより、今後のセ・リーグにおける石山の存在感はますます増すことが予想されます
宮本選手のお膳立て
記念すべきセーブを達成した日のもう一つの注目は、ヤクルトの宮本選手の活躍です彼は8回に代打として登場し、決勝の適時二塁打を打つことでチームの勝利に貢献しました
宮本選手は「記念すべき日に打てて良かった」と話し、その背後には石山選手へのリスペクトがうかがえました
今回の石山選手の100セーブ達成は、プロ野球選手にとって特に重要なマイルストーンです。36歳という年齢での偉業は、選手としての実力だけでなく、努力と perseverance(持続力)の象徴でもあります。また、若い選手たちにとっても良い刺激となるでしょう。
キーワード解説
- セーブとは?:野球におけるセーブは、試合の終盤に登板した投手がチームのリードを守って勝利に導くことを指します。特に、3点差以内での登板や、勝利投手が投げた後に登板する必要があります。
- ホールドとは?:ホールドは、試合を支えるリリーフ投手が対象で、チームがリードしたときに投げて、勝ちに貢献した場合に付与される記録です。これは、試合の流れを維持することを示します。

