しかし、パ・リーグの首位を走る北海道日本ハムファイターズはその流れに逆行し、先発完投志向の投手起用を続けている
5月23日の楽天戦で金村尚真投手が今季3度目の完封勝利を挙げ、チーム全体の完投数は両リーグでダントツの「10」に達した
これは完投数が2位の広島の5完投に対し、2倍の差をつける驚異的な結果だ
日本ハムの完投数は、その内訳を見ても個々の投手が活躍していることが伺える
金村が4度の完投を記録し、伊藤大海と北山亘基が2回、山崎福也、古林睿煬の両投手が1回ずつ完投を成し遂げている
セ・リーグで経験豊富な元投手コーチは、新庄剛志監督の判断に高い評価を寄せている
彼は「近年多くの球団では、先発投手を100球程度で交代させる方針が主流で、これはメジャーリーグの影響が色濃く出ている
しかし、日本では先発投手の登板間隔が異なり、先発ローテーションが中6日で編成されるため、必ずしもその方針が正しいとは限らない」と語る
過去においては、先発投手が試合の最後まで投げきることは一般的であり、巨人の斎藤雅樹は1989年に日本記録の11試合連続完投勝利を成し遂げた
しかし、その一方で、その過程で短命に終わった投手も多い
例えば、元中日の今中慎二は269イニングを投げるも、肩の故障に見舞われ30歳で現役引退を余儀なくされた
このような例があることから、現在の投手起用の方針には賛否が分かれる
日本ハムの先発完投数の多さは、現代のプロ野球界において非常に珍しい現象であり、監督の新庄剛志氏による独自の方針が勝利に結びついていることが分かります。完投の数にはリスクも伴うため、今後の選手の健康管理やチーム戦略についても注目が集まるでしょう。
ネットの反応
日本ハムの完投数が圧倒的であり、ファンからのコメントが様々な意見をかき立てています
中でも、新庄剛志監督のもとでの選手育成や、佐々木朗希投手の将来についての考察が多く見受けられます
多くのコメント者は、ローテーションが十分に整っているために完投数が増加していると指摘し、その一因に先発陣の充実を挙げています
また、リリーフ陣に対しては不安感もあり、完投の増加がそれに起因しているのではないかとも考えられています
さらに、新庄監督が過保護にならず、むしろ積極的に若手選手を育てる姿勢を持っているのではないかという意見も出ており、彼の監督としての手腕に対する期待が伺えます
一方で、完投数の多さを受けて、今後のトレンドとして「投げ抹消」を活用した先発ローテーションの構成が注目されるという意見も
また、他のメディアによる報道に対しても疑問を持つ声が上がり、期待に反する結果にどのように応えていくのか、今後の日本ハムの動向に注目です
ネットコメントを一部抜粋
ローテピッチャーが揃ってる
新庄監督ならどうだろうか？早々と放出していたように思う。
DH制を採用しているパ・リーグなのも大きな要因ですよね
日ハムのリリーフ陣はヒヤヒヤするので完投が多くなるのでは
毎日５ｋｍ月150km走ってもフルマラソンは完走できません。
キーワード解説
- 先発投手とは？先発投手は試合の最初から投げる投手のことで、先頭バッターとの対戦から始まる。
- 完投勝利とは？完投勝利は、先発投手が最後まで投げきり、勝利を収めることを指す。
- 完封とは？完封は、対戦相手に一点も得点を許さず試合を終えることを指す。
- 中6日とは？中6日は、投手が次の試合に出るまでに6日の間隔を空けることを指し、体が回復する時間を確保するために重要。
