今年こそはと意気込む西武は、昨季の球団ワースト記録である91敗を越え、チームの調子が上向いてきている
今年から監督に就任した西口文也氏の手腕が光る試合となった
西口監督はこの日、7年目の捕手である牧野翔矢選手をプロ入り初のクリーンアップ、すなわち3番指名打者として起用した
牧野選手は、自身の起用に驚きを隠せず、「1軍の舞台でチャンスをいただけて、ありがたいです」と語った
チーフ兼打撃コーチの仁志敏久氏も、「監督の発想には正直驚かされた」とコメントした
牧野選手は今季、打率.227（22打数5安打）という成績ながら、この日は見事な活躍を見せた
初回、無死一、二塁の場面で迎えた第1打席で、楽天の先発・瀧中瞭太投手を相手にカーブ3球と内角低めのストレートを見極め、4球で四球を選ぶと、その後の攻撃を呼び込むこととなった
続いて打席に入った4番・タイラー・ネビン選手が右犠飛を放ち、5番・長谷川信哉選手が左前適時打を放つなど、牧野選手の働きが光った
3回の第2打席では、カウント3-0から打って出たものの右飛に倒れてしまったが、「あれは怒られました」と苦笑い
6回には先頭打者として、外角のストレートを逆方向に運び、チャンスメークを果たす
この一打が再び流れを引き寄せ、後続のネビン選手と長谷川選手を助けた
また、ドラフト2位ルーキーの渡部聖弥選手が左足首を捻挫して欠場中であるため、牧野選手の起用には重要な意味があった
西口監督は「フレッシュな選手たちがしっかり仕事をしてくれた」と評価し、流れを変えることができる選手として牧野選手を選んだのだ
牧野選手は、2018年のドラフトで西武に入団し、4年目の2022年に1軍デビュー
その途中には右肘の手術や、能登半島地震による被災も経験しており、逆境を乗り越えながら成長してきた選手である
今後の活躍が期待される中、西口監督の独自の打線組み替えのセンスに注目が集まる
今回の試合では、西武ライオンズの牧野選手が思いがけず3番打者として起用され、大活躍を見せました。監督の大胆な采配が結果を出したことで、チームの勢いが増しているようです。これからの試合が楽しみです。
ネットの反応
西武ライオンズが現在、パ・リーグで首位に0.5差という好位置にいることに対して、多くの読者がコメントを寄せています
西口監督の手腕に注目が集まり、特に彼の選手に対する“独特の勘”や深い理解がチーム復活の要因であるとする声が多かったです
また、西口監督自身が選手たちをよく観察し、戦略を練っている様子に感心するコメントも見られました
選手たちの成長や起用に関しては、若手選手が奮闘していることが特に評価されています
キャッチャーの牧野選手に対する期待の声も多く、彼がチャンスを掴んで成長している姿が印象的だという意見がありました
牧野選手はバッティングセンスや独特のリードを持ち合わせているとし、今後の活躍が楽しみだというコメントが多数派を占めています
監督の采配やチーム内の良好な雰囲気が影響を与えていることに対しても、多くの読者が共感を示しており、昨年の混沌とした状況からの改善を喜ぶ意見が目立ちました
これらのコメントから、ファンたちがチームの成長とともに、さらに良い結果を期待していることが伝わってきます
ネットコメントを一部抜粋
西口監督選手のことよく見てるんだろうな
やっぱりチーム半分監督も半分くらい影響あるんだなって思った
監督の人柄とコーチ陣の連係が好結果につながっています。
正直スタメン発表があった時3番DH牧野はだめだろって思ってしまったが起用に応えたね。
牧野や仁志コーチ同様驚きました笑
キーワード解説
- クリーンアップとは？プロ野球においてクリーンアップとは、通常打順の3番、4番、5番を指し、主に打点を稼ぐ役割を担う選手が打つポジションのことです。
- 四球とは？四球は、打者が四つのボールを受け取ったときに自動的に一塁に進むことを意味します。投手が制球を誤った結果、打者に有利な状況を作り出すこととなります。
- 暴投とは？暴投とは、捕手が捕球できないような投球があり、それによって走者が進塁することを許す投手のミスを指します。
