ヤクルト・宮本丈が闘病中の友にエールを送る
プロ野球界では個々の選手が持つ背景が、そのパフォーマンスに影響を与えることが多い近年、特に注目を集めているのが東京ヤクルトスワローズの内野手・宮本丈（30）である
彼は、試合での活躍が野球界に留まらず、友人の闘病を思い起こさせる要素となっている
ライバル校との絆
宮本は、大阪・履正社高校の出身であり、その高校時代にライバルであったのが、オリックス・森友哉（29）が主将を務める大阪桐蔭高校であった高3の夏、府大会決勝で1-5と敗北した経験があるが、その後互いに成長し続けている
希少がんとの戦い
そんな宮本の心を動かしたのは、当時の高校のレギュラー選手であった福森大翔（29）さんの闘病である福森さんは2021年11月に希少がんが発見され、現在も治療に取り組んでいる
医学的には、希少がんとは、人口10万人あたりに6例未満見られる非常に少ないがん種のことを指す
これらのがんは診断や治療において特有の課題を持つ
友のために
宮本は、福森さんに何とか力を与えたいとの思いから、自己のパフォーマンスを向上させることに取り組んでいる具体的には、5月27日の中日戦で代打として出場し、決勝の適時二塁打を放つなど目覚ましい活躍を見せている
今季は代打で22試合に出場し、打率は驚異の・400を記録しており、自身を「代打の切り札」として位置づけている
宮本はインスタグラムを活用し、福森さんの現状を伝え、彼が少しでも元気を取り戻す手助けをしたいと願っている
彼の思いは、かつてのライバルを越えた友情の証明となる
宮本丈選手の努力は、プロスポーツ選手としてだけでなく、一人の人間としての強さを示しています。友人のために自分ができることを考え、その目標に向かって進む姿は、多くの人に勇気を与えるでしょう。
キーワード解説
- 希少がんとは？希少がんは、非常に稀な種類のがんで、診断や治療において特有の課題を持つものを指します。
- 代打とは？代打は、試合中に別の選手と交代してバッターボックスに立つ選手のことを意味します。
