オリックス星野伸之氏が震災30年を振り返るトークショー開催

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2025年5月31日、京セラドーム大阪で行われたパ・リーグのオリックス対西武の試合前に、元オリックス投手の星野伸之氏がトークショーを実施しました

これは1995年の阪神・淡路大震災から30年を迎えたことを記念し、「神戸シリーズ2025~がんばろうKOBE30th」と題して開催されたイベントです

震災発生当時、星野氏はオックス・ブルーウェーブの一員として自主トレを行っており、「(関西の)家族に連絡をしたらつながらなかったので、まずは家族のことが一番心配で…

野球のことはちょっと、頭から離れた」と、その際の心苦しい思い出を振り返りました

震災という逆境の中で、ブルーウェーブは「がんばろうKOBE」をスローガンに掲げ、95年からリーグ連覇を達成しました

星野氏はその年、先発ピッチャーとして11勝、13勝を挙げ、復興に向けた希望の光を地域に与えました

星野氏は「ファンの方に楽しんでもらえたかは分からないが、試合の日は嫌なことを忘れる一日であってほしい」と語り、神戸市民の思いを胸に戦ったと述べました

また、「被災された方が盛り上がってくれるからこそ、頑張らなきゃという思いがあった

『ファンあってのプロ野球』だと思うけど、あの年ほどそれを感じたことはない」と、ファンから勇気をもらったと明かしました

この日の試合では、選手たちがブルーウェーブの復刻ユニホームを着用し、右袖には「がんばろうKOBE」と刻まれていました

これにより、被災者に希望をもたらした栄光のユニホームとしての意義が再確認されました

星野氏は「とりあえず勝ってもらって、きょう勝ててよかったなっていう試合にしてもらいたい」と、後輩たちにエールを送るシーンが印象的でした

星野氏が震災の記憶を語る場面は、多くの人々にとって心に残るものとなりました。特に、逆境の中でもプロ野球が地域の人々に勇気を与えていたことが強調され、ファンとの絆を再確認する機会となったと思います。また、選手たちが古き良き時代のユニフォームを着用することで、チームの歴史を感じさせる重要な意義を持つイベントでした。
キーワード解説

  • 阪神・淡路大震災とは? 京都府南部、淡路島と兵庫県が影響を受けた大地震で、1995年1月17日に発生しました。この地震は多くの人々の生活に大きな影響を及ぼしました。
  • 復刻ユニホームとは? 過去のデザインを模した特別なユニフォームで、チームの歴史を振り返る目的で着用されます。ファンにとっては懐かしさを感じることができます。
  • パ・リーグとは? 日本プロ野球の6つのリーグのうちの一つで、東日本を代表するチームが多く存在します。競技レベルが高く、ファンに人気があります。

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