オリックス、イチロー氏からのメッセージを受け「神戸シリーズ2025」を開催

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◇プロ野球パ・リーグ オリックス-西武(31日、ほっと神戸)オリックスは31日、「神戸シリーズ2025~がんばろう KOBE 30th~」と銘打ったシリーズの初戦を戦っています

試合前にオリックスは公式X(旧Twitter)を更新し、オリックス・ブルーウェーブのOBであるイチローさんからのメッセージを公開しました

この「神戸シリーズ」とは、今から30年前に発生した阪神・淡路大震災を振り返り、被災地が過ごした日々と今一度向き合い、改めて災害について考えるキッカケになればという思いから行われるものです

阪神・淡路大震災は、1995年1月に発生し、神戸やその周辺地域に大きな影響を及ぼしました

震災後、地域の復興や防災意識の向上が求められ、オリックスの取り組みもその一環とされています

選手らは1995年当時のオリックス・ブルーウェーブの復刻ユニフォームを着用して試合に挑んでいます

1995年当時、この日試合を行うグリーンスタジアム神戸(現:ほっともっとフィールド神戸)を本拠地としていたオリックスは、その年に1984年以来11年ぶりとなるリーグ優勝を果たしました

動画の中でイチローさんは「『がんばろう神戸』のもと、オリックス・ブルーウェーブのユニフォームを着て、一丸となって戦ってから30年が経ちました

今でも当時の記憶は僕の中に深く刻まれています

変わりゆく神戸の街並みを見ると、震災から復興しているように見えますが、いまだに苦しみ、悲しみを抱いている方がいらっしゃいます」と語っています

さらに「チームは今日、当時のブルーウェーブのユニフォームでプレーされると伺いました

一緒に戦ったブルーウェーブファンの方々だけでなく、今のオリックスファンの方々にも当時の熱い思いが伝わり、神戸を支えてくださるとうれしいです」とファンに向けて呼びかけました

イチローさんは、神戸が特別な場所であることを強調し、震災を経験した世代の責任として、次の世代にその経験を語り継ぐことの重要性を訴えました

最後にイチローさんは「少しでも野球を通じてメッセージが届けられるように、これからも励んでいきたいと思っています」と語り、野球を通じた社会への貢献を希望しました

この記事では、オリックスが「神戸シリーズ2025」を通じて故郷を思い起こさせる取り組みを行っていることが描かれています。震災の記憶を大切にし、地域の復興に向けてのメッセージを発信することの意義を考える機会となっているのは素晴らしいことであり、イチローさんの言葉からも強い思いが伝わります。
キーワード解説

  • 震災とは?震災は、地震などの自然災害によって引き起こされる大規模な破壊や混乱を指します。特に日本では、地震による人的被害や社会的影響が大きいため、災害への備えが重要視されています。
  • 復興とは?復興は、災害の影響を受けた地域が元の状態に戻ることを目指して行う取り組みを指します。経済や社会の再建に向けた努力が求められます。
  • ユニフォームとは?ユニフォームは、スポーツチームが試合の際に着用する特定の服装のことです。チームのアイデンティティやスポンサーとの関係を示す重要な役割があります。

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