高校野球春季中国大会初戦、英数学館が岡山東商に惜敗
令和5年5月31日、倉敷市営球場にて高校野球春季中国大会が開幕し、広島県の英数学館が岡山東商と対戦しました残念ながら英数学館は5-6で岡山東商に惜敗し、初戦での敗退が決まりました
今回の試合で注目を集めたのは、プロ野球注目の右腕・藤本勇太(3年生)です
藤本選手は試合で6回2/3を投げ、103球を投じました
被安打6に対して2失点を記録し、直球の最速は147キロ(プロ野球で選手の球速を測るために用いられるスピードガンでの計測による)という素晴らしい力投を見せました
試合は0-2の状況から藤本選手が2番手として登板した3回の1死一、三塁の場面から始まりました
NPB(日本プロフェッショナル野球)のスカウトたちはこの日、藤本選手の投球に注目しており、彼が6奪三振を奪うなどの成績を収めたものの、8回には決勝点を献上してしまいます
試合終了後、藤本選手は悔しさから号泣し、「気持ちが先走り、制球力が乱れてしまいました
ギアの上げ方や制球力はまだまだだと感じました
」と振り返りました
藤本選手は、中学時代に2校からしか進学の勧誘を受けなかった無名選手でしたが、英数学館の黒田元監督からの手紙で心が動き、同校への進学を決内したそうです
藤本選手は今春の県大会全5試合で完投勝利を収め、初優勝に貢献するなど、急成長を遂げています
NPB9球団のスカウトも視察に訪れ、阪神のスカウトは「夏までに150キロ近く出せるようになれば、さらに面白い選手になる」と評価しています
地元球団の広島も彼の才能を高く評価しており、今後の彼の成長に期待が寄せられています
藤本選手の今後の活躍にも注目が集まる中、彼がプロの舞台でどのように成長していくか、多くのファンが見守っています
藤本勇太選手の今後の成長が期待されます。元々あまり注目されていなかった選手が、今では多くのスカウトに注目される存在になりました。試合後の悔しさをバネに、さらなる成長を遂げてほしいと思います。
ネットの反応
英数学館が初戦で敗退したにもかかわらず、147キロを記録した右腕投手に対する興味が高まる中、特に阪神タイガースのスカウト陣が注目しています
「夏も追いかける」との発言から、選手育成の重要性が強調されています
また、ネット上には高卒投手を取ることに対する懸念や、スカウトが最も重視する評価基準についての意見も見受けられます
さらに、選手の野球データに対する興味や、もう一人の注目選手についての言及もある中、関心が高かった点が「スピードよりコントロール」や「打てる野手を探してくださーぃ」という声です
また、藤本選手の育成に関して懸念する声や、プロ野球選手を多く排出する地域背景に期待するコメントまで多様な意見が寄せられています
総じて、英数学館の投手への期待と、育成の難しさについての意見が交差する中、今後の展開に注目が集まっている状況です
ネットコメントを一部抜粋
いやもう、高卒の投手いいて。育てられへんのに取るとかやめてくれ。
ユニフォームが岡山理大付に似てるな
スピードよりコントロール
打てる野手を探してくださーぃ。
スカウト2校もきてるだけで凄い。
キーワード解説
- 春季中国大会とは?春季中国大会は、毎年春に行われる高校野球の大会で、中国地方の高校が集結し、お互いに競い合うイベントです。
- NPBとは?NPBは日本プロフェッショナル野球の略で、日本でのプロ野球リーグを指します。ここに所属する選手は、最高レベルの技術を持つとされています。
- スカウトとは?スカウトは、選手を評価・発掘するためにチームの代表として活動する人で、高校や大学スポーツの選手に目を光らせています。

