開幕からの目標として「開幕一軍と2ケタ勝利」を掲げ、先発投手としての枠を意識していたが、実際には中継ぎとしてその才能を開花させている
及川選手は、「どこで投げるにしても無失点で帰ってくることは変わらない
そのためには、徹底的にゼロで抑えることが必要だ」と語り、リリーフ投手という役割に全力を注いでいる
リリーフ投手とは、先発投手が試合を離れた後に登板し、チームを守る名手のことである
そして、彼が輝きを見せ始めたのは、開幕2戦目の広島戦から
そこで彼は5試合連続無失点の好成績を収め、ブルペンの一員として定着することに成功した
そして4月11日の中日戦に至っては、11試合連続で無失点を記録するほどの安定感を見せた
惜しくも5月15日のDeNA戦では、0対0の8回に中前タイムリーを許し、開幕からの登板18試合目にして初の自責点を受けたものの、彼の投球は依然として高い評価を受けている
春季キャンプでは、2005年のリーグ優勝に大きく貢献したリリーフのジェフ・ウィリアムスからスライダーに関する指導を受け、左腕から繰り出す変化球についてもフォームを整え、「自信を持って投げられている」と手ごたえを感じている
また、チームのブルペンには怪我に悩む選手も多く、プレッシャーがかかる状況の中、及川選手はその不足を補う存在としてチームの信頼を集めている
目指すのは、2年ぶりのリーグ優勝という大きな目標だ
及川選手は、「1年を通して戦力として投げ切りたい」と意気込んでおり、チームにとって貴重なピースになることを確信している
及川雅貴選手の開幕からの活躍は、プロ野球において理解されやすい「リリーフ投手」としての役割を見事に果たしていることが印象的です。彼の安定したパフォーマンスは、チームにとって非常に貴重な資産であり、これを維持し続けることで、さらなる成長が期待されます。特に、高卒6年目の選手が短期間でこれだけの成果を上げるのは稀であり、今後の活躍が楽しみです。
キーワード解説
- リリーフ投手とは？ : 試合中、先発投手が降板した後に登板し、チームを守る役割の投手です。
- スライダーとは？ : ボールが横に曲がる変化球で、打者を翻弄するために使用されます。
- 無失点とは？ : 投球中に得点を許さず、相手チームに一点も入れさせないことです。
- 自責点とは？ : 投手が直接的に責任を持つ失点で、エラーなどによる失点は含まれません。
