この壁とは、投手が7回まで投げ切ることが難しいとされる試合の流れを指し、特に疲労が蓄積しやすい状況において克服することが求められる
この試合、藤井投手は8回無死一塁の場面でソフトバンクの周東選手を外角低めのスライダーで空振り三振に打ち取った
この瞬間、彼の意気込みは感じられたが、次打者の柳町選手を迎える前に彼は降板
その表情には悔しさが浮かんでいた
試合後、藤井投手は「完投するつもりだった
バッターも左でしたし、なんとか自分がって思ったんですけど、本当に頼もしいリリーフ陣が控えているので、そこは仕方ない」と語った
続いて登板した2番手の西口投手が無失点で試合をつなぎ、チームの勝利に貢献した
今季、藤井投手はこれまで7回を投げきった試合が1度もなかったが、この日は自己最多タイの7回1/3を投げ無失点の好投を見せた
球数も自己最多の119球に達し、2連勝を飾った
約2週間ぶりの1軍登板となった藤井は、「ファームで1からしっかりやった成果が出せた」と手ごたえを感じている
この勝利で、ソフトバンク戦は3試合で2勝0敗、通算投球イニング数は18回2/3で1失点(自責0)、防御率はなんと0.00を記録した
このまま「タカキラー」ぶりを発揮して、交流戦前最後の一戦を締めた
藤井選手が7回の壁を越えたことは、彼の成長を象徴する出来事です。特に、先発投手としての役割を果たすために必要な「耐久力」を示すものであり、今後の試合でも安定感を維持できることが期待されます。ファームでの努力が結果に繋がった証左でもあり、彼のさらなる活躍に目が離せません。
キーワード解説
- 野球とは? 野球はアメリカで生まれたスポーツで、2つのチームが9人ずつに分かれて、バットとボールを使いながら得点を奪い合う競技です。
- リリーフとは? リリーフは、試合中に登板して先発投手の後を継ぐ投手のことを指します。主に試合の終盤に出場し、失点を防ぐ役割を担います。
- 防御率とは? 防御率は投手がどれだけ失点を抑えたかを示す数値で、通常、1試合当たりの自責点を投球イニング数で割り、9を掛けて算出します。

