中日の松山投手が9回を見事に無失点に抑え、自身にとって初めての20セーブ目をマークした
この快挙は、チームが51試合目を迎えたタイミングで記録されたもので、5月30日に元同僚で巨人のマルティネスが達成したばかりのプロ野球史上最速記録に並んだ
松山選手は試合後のインタビューで「(マルティネスと)最高の舞台で競い合えていることは刺激になります
基本的な部分を大事にすることや、野球に対する貪欲な姿勢を学んでいます
これからも積み重ねていきたい」と述べ、さらなる成長への意欲を見せた
彼は昨シーズンにおいて主にセットアッパーを務めており、その際にはマルティネス選手に投げるバトンを渡していたが、今シーズンはクローザーとしての役割をしっかりと果たしている
松山選手は先頭打者のヘルナンデスに四球を与えたものの、冷静に対応
続く打者をフォークボールで空振り三振に仕留め、さらに154キロの直球を駆使して若林選手を二飛に打ち取る
その後、最後のリチャード選手を再びフォークボールで三振として、試合を締めくくった
これで松山選手は24試合で計23回2/3を投げて5失点、防御率は驚異の1.90となっている
セーブが付かなかった4試合は全て同点の場面で投げていたため、実質的にはセーブシチュエーション成功率は100%を誇っている
彼の安定感は抜群で、特にその眼光鋭い闘志はクローザーとしての資質を十分に備えている
井上監督も「松山の負けん気の強さや、目力が素晴らしい」とその才能を称賛した
松山選手は「目は疲れるときもあるので、しっかりと目のトレーニングをしています
一日一日を大切にしていきたい」と語り、次の試合への意気込みを見せた
松山選手の偉業達成は、チームにとっての大きな励みとなるだけでなく、観客にも興奮を与える結果となった。彼の冷静なプレーは、若手選手にとっても良い模範となる。今後の活躍に期待が高まる。
キーワード解説
- セーブとは?:野球において、救援投手が試合の終盤でリードを保ちながら登板し、勝利に貢献することを「セーブ」といいます。特に9回を迎えた際にリードを守って試合を締める役割は重要です。
- 防御率とは?:投手が一定期間に与えた自責点を投球回数で割り、9倍にした数値を「防御率」と呼びます。低いほど投手のパフォーマンスが良いことを示します。

