岩嵜投手は2007年の高校生ドラフトで1巡目指名を受け、市立船橋高から福岡ソフトバンクホークスに入団
その後、2017年には72試合に登板し、防御率1.99で『最優秀中継ぎ投手賞』を獲得するなど、チームの中核を担う存在となりました
しかし、2021年にはFA移籍した又吉克樹投手の人的補償として中日ドラゴンズに移籍するも、初年度の2022年9月に右肘の手術を受けることとなり、約2年間の長いリハビリ生活を余儀なくされました
昨季には実戦復帰を果たし、その後は1軍での登板機会も増えていました
今回、リリーフ運用に課題が残るオリックスからの要請に応え、入団が決定した岩嵜投手は、『必要としてくれてうれしい気持ちでいっぱい』とコメント
「自分にとってはすごいチャンス」と強調しました
また、オリックスの印象については、『若い選手がたくさん試合に出ている』と述べつつ、『バファローズが優勝した年には福岡ソフトバンクホークスにいたので、強いイメージがあります
投げるのが嫌なチームだった』と当時を振り返りながら話しました
現在35歳の岩嵜投手は、オリックスで最年長の平野佳寿投手に次ぐ2番目の年長者です
若手選手からアドバイスを求められる可能性について、『自分のことをしっかりして、その上でできることや言えることがあればしていきたい』と頼もしい姿勢を見せました
入団会見の最後に自身の持ち味を問われた岩嵜投手は『真っ直ぐが一番のボールだと思っています
スピードにこだわりを持っていきたい』と意気込みを示し、「リリーフなので、圧倒できるピッチングを見せたい」と力強く語りました
そしてファンに対しては、『必要としていただけることに感謝しています
今年は50試合投げるという目標があります
フル回転するつもりで頑張りますので、ぜひ応援をよろしくお願いいたします』と呼びかけました
岩嵜翔投手の移籍は、オリックスにとって非常に重要な意味を持つでしょう。リリーフ投手としての経験が豊富で、特に中継ぎ運用に課題のあるオリックスにとって、彼の加入は明るいニュースです。選手たちが岩嵜投手から学び取ることにも期待したいですね。
キーワード解説
- 金銭トレードとは?:選手の移籍時に交換される金銭のことで、クラブ間の契約条件として合意される。
- リリーフ投手とは?:主に試合の途中から登板し、チームの守りを固める役割を果たす投手のこと。
- 最優秀中継ぎ投手賞とは?:シーズンにおいて最も優れた中継ぎ投手に贈られる賞で、登板回数や防御率が評価される。

