この交流戦は、ペナントレースにおける順位を大きく左右するため、野球ファンの関心も高まっています
各チームが普段対戦しないリーグの主力選手と対戦するこの期間、特に注目されるのが福岡ソフトバンクホークスの選手たちです
今回は、ソフトバンクの中から特に注目されるキーマン3人を紹介します
近藤健介:腰の手術から復帰したバットマン
打撃タイトル争いに常に名を連ねる近藤健介選手ですが、今シーズンは厳しいスタートを強いられましたオープン戦の終盤で再発した腰痛により、開幕戦にはスタメンで出場したものの、その後登録抹消となりました
4月上旬に腰の手術を受け、5月27日に一軍に復帰したばかりですが、ここまでの打率は驚異の.370(27打数10安打)を記録しています
昨年のセ・パ交流戦では、打率.356(同2位)、4本塁打(同2位タイ)、14打点(同1位タイ)、出塁率.465(同2位)と素晴らしい成績を残しています
近藤選手は、首位打者や本塁打王など、様々なタイトルを獲得した現役最高のバッターであり、今年の交流戦でも目が離せません
モイネロ:開幕から無傷の5連勝、圧倒的な左腕
モイネロ選手は先発転向から2年目を迎え、開幕から絶好調を維持していますこれまで9試合に登板し、無傷の5連勝を記録
また、防御率も1.47と素晴らしい数字を誇っています
5月には4試合に登板して3勝を挙げ、防御率は驚異の0.93を記録しています
「HQS」とは、「Quality Start」の略で、先発投手が6回以上投げ、自責点が3点以下であることを指します
モイネロ選手はすべての試合でこのHQSを達成しており、150キロ前後のストレートを軸にした多彩な投球が特徴です
昨年のセ・パ交流戦でも大活躍を見せており、今年もその期待がかかります
周東佑京:説明不要の韋駄天は打撃が進化
周東佑京選手は、現役屈指の俊足を誇る「韋駄天」です開幕戦でマルチ安打を放ち、好スタートを切りました
その後も調子を維持し、19試合連続安打を記録
ただし、4月下旬から右足の骨折で約1ヶ月戦列を離れましたが、既に復帰しています
ここまでの打率は.325、出塁率.386と自己最高を上回るペースを記録
特に、4月10日には通算200盗塁を達成し、盗塁数も8個と持ち味を発揮しています
交流戦でも周東選手の活躍が期待され、チームを支える重要な存在となるでしょう
セ・パ交流戦は、各球団にとって重要な位置づけとなる大会です。今年のソフトバンクは、近藤、モイネロ、周東選手のような選手が活躍することで、チームの順位を上げる大きなチャンスとなるでしょう。各選手のリハビリからの復帰、成長もあり、ファンにとって非常に楽しみなシーズンとなりそうです。
キーワード解説
- 近藤健介とは? 打者として非常に優れた選手で、特に出塁率が高い選手として知られています。
- モイネロとは? 左利きの投手で、先発としての能力が高く、これまでの成績を見ても信頼できる選手です。
- 周東佑京とは? スピードを活かした盗塁が得意な選手で、守備でもその俊足を活かしたプレーが期待されています。

