「戦後、プロ野球を国民的スポーツに押し上げていただいた代表的な、象徴的な方
非常に残念です」と、表情は神妙そのものだった
小久保監督は、巨人のレジェンドである長嶋氏の影響を受けた球界の後輩として、「ファンあってのプロ野球
その根底を一番体現されていた方
その遺志を引き継いで」と誓った
小久保監督は、プロ入り1年目の1994年、オープン戦で長嶋監督に初めてあいさつした際の思い出も語った
「足を震わせながら質問した
プロ野球の世界でやっていけるか自信が持てず、『長嶋さんは、どうでしたか？』と尋ねた」と振り返る
長嶋氏から返ってきた言葉は印象的だった
「プロに入る前から、こういうプレーをすればファンに喜んでもらえるという姿をイメージできていた」です
その発言から、小久保監督は、自分がどのような選手になりたいのかをイメージすることの重要性を学んだという
小久保監督自身も2004年から2006年にかけて巨人でプレーし、4番打者を担っていた
だが、「僕がジャイアンツでどうこうではなくて」と謙虚に語り、「野球がここまでのスポーツになったのは本当に王さん、長嶋さんという二人が象徴だと思う
その存在を知っている選手になれたことは本当に感謝です」と気持ちを述べた
また、小久保監督は、王球団会長のもとでの成長についても触れた
王会長からも長嶋氏の秘話は語り継がれている
「王会長が、『この人には記憶では絶対に勝てない
記録で絶対に勝とうと思っていた』とお話しされていたのを聞いたことがあります」さらに、王会長が遠征先のホテルで長嶋氏がヘルメットの飛ばし方を練習する姿を目撃したというエピソードも紹介し、「それを見た時に、記憶では勝てないと思った」と明かした
長嶋茂雄さんの功績を称賛する小久保裕紀監督のコメントは、球界におけるファンとの絆や、プロ選手としての心構えを再確認させるものでした。長嶋さんがどれだけ多くの選手やファンに影響を与えたのか、その重要性を改めて感じました。
キーワード解説
- プロ野球とは？プロ野球は、日本で行われる野球のプロリーグで、各球団が全国規模で試合を行い、選手たちがスカウトやファンの期待に応える姿を見せます。
- 記録とは？記録は選手たちの成果や成績を測る指標で、例えば打率や本塁打数など、選手の能力や貢献度を示しています。
- 象徴とは？象徴とは、その存在を通じて特定の事柄を表現することを指し、長嶋茂雄さんはプロ野球界の象徴的な存在であったと言えます。
