試合は初回から緊迫した展開が続き、宗山は2回の打席で同点に導く中犠飛を放った
この場面では、東が投げた133キロの外角スライダーに上手く合わせることで、チャンスを生かした
さらに、4回には2死一、三塁の場面で内角直球を巧みに捉え、一塁手の横を通過する右前適時打を放ち、チームに追加点をもたらした
宗山はこの試合を振り返り「冷静に打てるボールを打ち返せたのが良かった」とコメントしたが、一方で次の守備で発生したミスに対しては反省の言葉も忘れなかった
このミスとは、三遊間への深い当たりを逆シングルで捕球した際、一塁への送球が高めにそれて二塁進塁(内野安打と悪送球)を許す形となった
だが、その直後の打席でタイムリーを放つことで“帳消し”にし、試合の流れを引き寄せた
宗山は「こういう降雨の状況ももちろんある
練習するしかない」と、冷静な分析を行った
自身の成長を見据えた言葉だ
ちなみに、彼はこの試合で対戦した東投手とは、オープン戦で2打数無安打と苦い経験をしており、この交流戦で雪辱を果たした
宗山は「エース級のピッチャーは、打てる球が1球あるかないかだと思う
打つべき球を打てている」と手応えを語った
また、三木監督も「セ・リーグ相手もオープン戦以来で、いろんな経験を積んでほしい」との期待を寄せ、選手の成長を促す姿勢を見せている
楽天の宗山選手は、試合で素晴らしいパフォーマンスを見せ、プロ初のマルチ打点を記録しました。特に、中犠飛や適時打は、試合の重要な場面での貢献が際立っています。彼の成長を感じる場面であり、これからの活躍も期待されます。
キーワード解説
- マルチ打点とは?:一人の打者が1試合で2つ以上の打点を挙げることを指します。チームの得点に対する貢献度が高いことを示す重要な成果です。
- 中犠飛とは?:ランナーがいる状況で打者がアウトとなったが、フライを打ち上げ、その間にランナーが進塁するプレイのことです。得点に繋がる重要な役割を果たします。
- エースとは?:野球において、先発投手の中で最も優れた投手を指す言葉です。通常、チームの勝利を狙う際に最も信頼される投手です。

