中日ドラゴンズの涌井秀章投手は、39歳になってもなお復活の兆しを見せている
2022年オフに行われた阿部寿樹とのトレードで楽天から中日に加入した彼は、この2年間で8勝18敗と厳しい成績だった
しかし、2023年のシーズンには再びその力を証明するかのような投球を展開している
涌井の成績と投球スタイル
昨年までの苦しい状況を乗り越え、涌井は4月29日の阪神戦での初勝利を皮切りに、次の3試合でも6イニング以上を投げ、自責点は3以下という高品質な投球（これを「クオリティスタート」と呼ぶ）を達成した現在までの成績
| 試合数 | イニング | 自責点 | 防御率 |
|---|---|---|---|
| 前半戦 | 29 | 8 | 2.48 |
ストレートの威力
涌井のストレートは今なお140キロ台後半の速度を記録さらにその制球力により、内角を積極的に攻める姿勢も失われていない
今年の交流戦では、5月24日に一度登録抹消されたものの、開幕戦のソフトバンク戦では5回途中まで投げて4失点も、そのパフォーマンスが彼の底力を引き立てている
他の復活選手
また、涌井以外にも、ヤクルトの石山泰稚選手と広島の中崎翔太選手も素晴らしい復活を遂げている石山は開幕から無失点を続け、17試合で16回以上を投げ、WHIP（イニングあたりの被安打と与四球の合計値）が0.49という素晴らしい数字を残している
今後の期待
38歳という年齢から2年ぶりの100イニング登板が期待される涌井選手の活躍と、若手選手たちとの競争がますます注目を集めている既に彼の存在はチームにとっての明るい材料であり、これからのシーズンでのさらなる成果が期待される
涌井秀章選手の復活劇は、年齢に関係なく選手が結果を出せることを証明しています。厳しい競争が続くプロ野球界の中で、39歳ながらもその力を復活させている姿は感動的です。これからの試合でも彼の活躍に注目したいです。
キーワード解説
- クオリティスタートとは？4回以上の投球で自責点が3以下の好投を指す言葉で、先発ピッチャーに求められる役割の一つです。
- WHIPとは？投手が1イニング内で被安打と与四球の合計を示す指標で、低い値ほど良い成績を示します。
