広島、末包昇大の幸運な一打で同点に追いつく

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<広島-西武>◇6日◇マツダスタジアム 広島東洋カープは、末包昇大外野手(29)の運も味方にした適時打によって同点に追いつくことに成功した

この試合では西武ライオンズに2点を追う状況から四回表に突入した

ゲームは4回無死一、二塁の場面で進展した

4番バッターの末包が高橋光成投手(西武)の内角150キロの速球に対し、見事にバットを振ったが、その結果、バットが折れてしまった

しかし、彼の打球はそのまま投手の左方向へ転がった

ここで注目するべきは、名手として知られる源田選手がその打球の正面に位置していた点だ

通常ならば完璧に捕球できる場面であったが、末包が折れたバットの先が源田選手に向かって飛び、彼が避けたことで打球が中堅に抜けてしまった

この打球は記録上、中前打とされ、見事に二塁走者が生還し、一塁走者も三塁まで進塁を果たした

次の打者坂倉選手が犠牲フライを放ち、広島はこの瞬間に見事に試合を同点に持ち込んだ

末包選手は試合後、「いい流れからチャンスで回ってきたので、結果的にランナーを返すことができて良かったです」と振り返り、チームの状況への貢献を嬉しく語った

今回の試合では、思わぬ事故が試合展開に大きな影響を与えることが再確認されました。末包選手の意図しない状況から生まれた同点劇は、運も実力の内という言葉が感じられる瞬間でした。試合の舞台背景や選手たちの心理状態など、野球の奥深さを改めて感じます。
キーワード解説

  • 適時打とは?:試合中に相手チームに得点をもたらす打撃のことを指します。
  • バット折れとは?:打球が強く当たることでバットの木製部分が割れる現象で、特に力強い打球を打つ際に起こりやすいです。
  • 犠牲フライとは?:打球が外野に飛び、走者が得点するためにアウトになっても構わない打球のことです。

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