現役時代に一緒にプレーした新庄監督と相まみえた３連戦を振り返り、「エンターテインメントな部分もあるだけに、（メリハリが利いて）緊張感はお互い非常に高かった」と充実の表情を見せた
メンバー表交換では、敵将の発案で審判団と共に手を高く掲げるパフォーマンスをして盛り上げた
真剣勝負では、「６番・ＤＨ」で起用されたヘルナンデスが初回１死満塁で来日初打点を挙げる右前適時打を記録
彼は約４７００万円で獲得した格安の助っ人だが、日本野球への適応を促すため、４月１日に早々と２軍降格を決定した
この降格が奏功し、交流戦を見据えて５月下旬に昇格させたところ、今カードも２戦連続マルチ安打を達成するなど、その存在感を示している
投手陣では“虎のドクターＫ”ことデュプランティエが登板し、６回２／３を２安打無失点で2勝目を挙げた
彼の最速１５４キロの直球と切れ味鋭いカーブを駆使し、１２三振を奪った
これは球団外国人投手としては2021年のガンケル以来、4年ぶりの2ケタ奪三振にあたる
今シーズンでの奪三振数は計62でリーグ2位、奪三振率も1位のバウアーの8.37を大幅に上回る11.96を記録している
藤川監督は昨オフ、新外国人獲得に向けた映像チェックの際、デュプランティエの独特な投球フォームとともに、メジャーとマイナーを合わせた奪三振率10.21という驚異的な数字に目をつけ、「彼の良さが十分に出せていた」とコメントした
その監督の目には狂いがなかった
チームはこれで4カード連続勝ち越しとなり、貯金は最多タイの11に増えた
藤川監督は「また新庄監督の日本ハムとの対戦を希望したい」と切り出し、「自分たちが頑張っていけば、もっと大きな舞台で戦える」と日本シリーズでの再戦に向けた新たな目標を掲げた
藤川監督が指揮する阪神が、日本ハムとの重要な試合で勝利を収めたことはチームにとって大きな意味を持つ。新助っ人が活躍し、特にデュプランティエの投球が注目され、多くの奪三振を記録したことは印象的だ。また、監督自身が新たな目標を打ち出し、今後の展望に期待を寄せる姿勢は、選手たちにも良い影響を与えるであろう。今後の試合でもこの勢いを持続したいところだ。
キーワード解説
- 首位対決とは？ チームがリーグのトップに立っている状態を維持するための試合を指します。特に、直接のライバル同士の対戦は注目されます。
- エンターテインメントとは？ 楽しみを提供することや、観客を楽しませる要素を指します。スポーツにおいても、競技だけでなくパフォーマンスが重要視されることがあります。
- 奪三振率とは？ 投手が一定期間内（通常は9イニング）に奪った三振の数を示す数値です。この数値が高いほど、投手の奪三振能力が高いことを示します。
