楽天・大内誠弥投手、プロ初登板初先発を果たす

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楽天のプロ2年目の若手投手、大内誠弥(おおうちせいや)選手(19)が、6月7日の巨人戦(東京ドーム)でプロ初登板初先発を果たすことが決定しました

この登板は、先発投手の荘司(しょうじ)の怪我による代役としての起用であり、期待と緊張が入り混じる瞬間となります

初めてのマウンドに挑む大内

大内選手は、前日に先発の辞令を受け、6日に一軍に合流

ブルペンでの投球練習を経て、「自分の今、持てる力を出したい」と意気込みを語りました

身長191センチメートルという恵まれた体格を持つ右腕投手は、「ちょっと何が起こってるか分からない感じだけど、実際にマウンドに立てば大丈夫かなと思う」と自信を見せています

震災を乗り越えての成長

大内選手は宮城県東松島市出身で、2011年の東日本大震災を経験しています

彼は、5歳の誕生日の2日後に震災に遭い、中学校の校舎から津波に飲み込まれる様子を目の当たりにしました

この苦しい経験は、彼の心に強い影響を与えました

楽天での活躍希望

2013年の楽天の日本一には大きな勇気をもらい、その地元球団に入団したことで「今度は自分が届ける立場になった」と力強く語る大内選手

今シーズンのファームでは7試合に登板し、1勝2敗、防御率は1.97と良好な数字を残しています

指揮官の期待
三木監督は、大内選手に対し「緊張するでしょうけど、おおいに楽しんで、自分に期待してマウンドに上がってくれれば」と激励しました

これからの彼の成長に、ファンやチームの期待が高まる中、初の舞台が待っています

楽天の若手投手、大内誠弥選手の初登板は多くの期待と不安を抱えた瞬間です。震災という辛い過去を乗り越え、地元球団である楽天に入団した彼が果たす役割は大きいです。新たなステージでの活躍が楽しみです。
キーワード解説

  • プロ初登板とは?プロ選手が公式戦に初めて出場し、試合で投球することを指します。
  • 先発投手とは?試合の最初からマウンドに上がり、その試合の多くのイニングを投げることが期待される投手のことです。
  • 防御率とは?投手が与えた自責点に基づいて、1試合あたりどの程度得点を許したかを示す指標であり、数値が低いほど優れた成績を表します。

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