0-0の8回2死二塁、カウント2-2からの6球目
阪神先発の村上頌樹投手(26)はオリックス代打森に対して、外角いっぱいに147キロの直球を投じた
球審がストライクを示すと、ファンからは大歓声が上がる
村上選手は試合後、「粘れた
ゼロに抑えられたから勝利につながったと思うので良かった」と自信を持って語った
試合中、彼は自身最遅と思われる58キロの超スローカーブを織り交ぜ、打者を翻弄した
この快投で7回1死まで出塁を許したのは初回先頭の広岡選手に与えた四球のみで、無安打を貫いた
8回に2安打を許したものの、得点圏に走者を進めることなく無失点で試合を終えた
「この1点が勝負になると思った」と村上選手は強調した
8回を2安打2四球6奪三振という成績で抑えた彼は、「金曜日の男」としての存在感を発揮
今季の状況は昨シーズンの7勝11敗から好転した形となっており、現在両リーグトップの7勝1敗という成績に自己評価も高い
試合後、藤川監督は「両投手の投げ合いは素晴らしいものがあった」と絶賛しつつも、頭部に打球が直撃した石井選手への心配も口にした
一方で村上選手は、「反省点の多い試合だった
次に生かしていきたい」と笑顔はなく、次回の登板への意気込みを見せた
村上選手の投球には多くの工夫と戦略が見られ、特にスローカーブが打者に与える影響を考えると、彼の投球術は非常に洗練されていると感じました。無失点で試合を終えたにもかかわらず、満足のいく結果ではなかったという村上選手の姿勢からは、プロとしての意識の高さが窺えます。これからも彼の成長とチームの活躍が期待されます。
キーワード解説
- 超スローカーブとは?:投球の際に、通常のカーブボールと比較して非常に遅い速度で投げるカーブのこと。このボールは打者にタイミングを崩させる効果がある。
- ノーヒットとは?:試合中に相手チームがヒットを打つことなく試合を進めることを指し、投手にとっては非常に大きな成果である。
- 得点圏とは?:打者が得点を上げる可能性が高い位置、すなわち塁にランナーがいる状況を指す。一般的には二塁、または三塁に走者がいる状態。

